開催か中止の決定は6月に持ち越しのよう【フジロックGO #0148】


先日、日本経済新聞電子版の誤配信もあったので、フジロック公式サイトでスマッシュから「開催」か「中止」の明確な意思表示があるのかと、勝手にドキドキしている。気づけば、もう5日くらい経ってしまったが。

SNS上をウロウロしていたら、アタクシの無駄なドキドキ感をあざ笑うかのように、中止の判断に関する有力そうな情報を見つけた。結論から言うと「6月中に開催か中止が決定される」ようだ。

直接アタクシが聞いたわけでなく、上述の通り、単純なまた聞きだから、詳しく情報ソースなどについては言及できない。ただ、地元の方からの話しのようなので、ある程度確度の高いファクトではないかと思っている。

そして、この言を信じるならば、これから一カ月間は開催か中止か、はっきりしないことになる。コロナウイルスの感染状況を見ていると、今のところ収束に向かっているので、それが続けば開催、第2波の予兆などが見られ、政府や自治体が警戒を強めたら中止ということなのかもしれない。

フジロックは野外フェスではあるものの、のべ10万人規模のイベント開催が、当局だけでなく、社会から許容されるのは難しいのではないかと、今のところ思っている。仮に開催されても、どんな風に参加すればヨイのか、正直想像できないのがフジロッカーの現実ではないだろうか。


Battles – Atlas(Live at Fuji Rock Festival ’11)【フジロックGO #0147】


YouTubeでフジロックの動画を探していたら、Battles(バトルス)の「Atlas」の映像を見つけた。どうやら2011年のグリーンステージのようだ。これはアタクシ、苗場で観ていた記憶がある。改め確認してみると、彼らは2007年と2011年、2016年にフジロックに出演しているようだ。

Atlasはファーストアルバム『Mirrored(ミラード)』の収録曲で、このアルバムは2007年に発売された。つまり、デビューと同時に、フジロックに出演したことになる。バトルスの鳴らす音は、何とも中毒性があるのが特徴だろう。

次のミュージックビデオを観てもらえればわかるが、Atlasの発表当時はボーカルがいたのだが、2010年に脱退してしまい、それ以降は基本インストゥルメンタルのバンドである。そのリズムだけで、人の心をとらえて離さないのだ。

ちなみに、バトルスのファーストアルバムについては、「乱反射する音が私たちを照らす先:Mirrored/Battles【CD千本ノック 0013本目】」という記事を書いている。よかったら読んでみてもらいたい。


入場ゲートでもらう“魔法のゴミ袋”【フジロックGO #0146】


アタクシの住居は、燃えるゴミを出すのが月曜日と木曜日だ。なので、その曜日に起きると、まず最初にやる行動は、燃えるゴミの取りまとめだったりする。キッチンにある一番大きなゴミ箱から自治体指定のゴミ袋を取り出して、各部屋や洗面所などに置いた小さなゴミ箱からもそれぞれ捨てるべきゴミを集めるのだ。

小さなゴミ箱には、コンビニやスーパーでもらったビニールの買い物袋を何枚か張ってあって、一番上にあるビニール袋ごと回収する。こんなやり方をしているご家庭が、多いのではないだろうか。

ただ、この買い物袋、最近では有料化が進んでいることもあり、アタクシ家においては、やや慢性的に不足気味だ。今朝も、ゴミ箱のビニール袋がなくなったので、ストックしているところをゴソゴソやったのだが、適当なサイズのものが出てこない。

困ったなあと改めて探したところ、フジロックでもらったゴミ袋が畳まれて下の方にあることに気づいた。入場ゲートを通ったところで、毎年タワーレコードさんが配布してくれる、あのゴミ袋である。

配布が始まった時期を明確に覚えているわけではないが、会場が苗場に移って、2年目くらいから配ってくれていたように思う。

このゴミ袋、もともとは会場にゴミを残さないようにするために配布されるものだが、ゴミ袋としてよりも、雨から手荷物を守ったり、リュックの中で電子機器などを水に濡らさないようにしたり、びちょびちょの地面に座るために敷いたりと、ゴミ捨てとは別の用途で活躍することが多かった(もちろん、ゴミ袋としても使ったけど)。結構、“魔法のゴミ袋”なのである。

とはいえ最近は、アタクシも雨対策をしっかりして、道具もそろってきていることもあり、毎度入場ゲートを通るたびにタワレコさんに“魔法のゴミ袋”をいただくものの現地では使わず、キレイなまま持ち帰ることが多くなっていた(何枚かは、車の中のゴミ袋に使っていたかな)。

今回のゴミ袋は、2019年にもらったままになっていたもので、今になってアタクシ家で日の目をみたことになる。割と薄手ではあるけど、容量も十分で、日々よく使うゴミ箱にきっちりハマってくれた。今回は、ゴミ袋として魔法を発揮してくれた。ありがとう。


アフターコロナでフェスの再定義も急務【フジロックGO #0145】


こんなツイートから、日本経済新聞電子版の「フェス・ライブ中止、音楽創作に影響も」という鹿野淳氏がコメントしている記事を読んだ。

CD市場が縮んでいることを受け「フェスやイベントの中止も問題だが、さらに痛いのはあらゆるライブができていないこと。音楽業界はライブが収益の柱に変わっていたタイミングで、この事態は不運を伴っている」と指摘する。

とある通り、昨今の情勢は音楽業界にとっても死活問題だろう。アフターコロナを考えると、2020年のフジロックが中止かどうかだけでは収まらない話しなのである。だからこそスマッシュは、こうした状況においても、開催に向けた可能性がないかを探っているのだろう。

ただ、記事は次の文章で締めくくられている。開催しようとする努力だけでなく、同時にフェスの役割を再定義することが求められているのかもしれない。

新型コロナウイルスのワクチンや治療薬などが確立されなければ、21年以降の開催もまだ見通せない。鹿野氏は「1年後にこれまでと同じフェスや音楽ライブができるとは、今の時点ではとても思えない。今までのフェスは、大勢の人の一体感を味わうのが魅力だった。同じ魅力をこれから求めるのが難しいならば、フェスの役割がそもそも何なのか考え直して、再構築しなくてはならないだろう」と話す。


スマッシュは「開催の可能性に向けて最後まで調整中」とコメント【フジロックGO #0144】


今日、マンションの自治会で一緒に活動している方と話しをしていたら、とある話しの流れから「フジロック中止で残念ですね」と言われた。ここのところ、フジロックが中止かどうかで、あれこれ調べている身からすると、それは単純に事実ではないのであるが、はっきりとした発表があるわけでもないのに、「やはりそう思われているのだな」と、改めて感じ入るのだった。目の前で白黒つかないことのファクトを、正しく認識するのは案外難しいことなのである。

そんな中、fujirockers.orgのツイートで、スマッシュは「開催の可能性に向けて最後まで調整中」とコメントしていることを知った。

記事にある通りというのは、以下のようなことである。

フジロッカーの皆さま、こんにちは!今年のフジロックの開催について気になる日々を過ごしている方も多いかと思いますが、スマッシュより、「開催の可能性に向けて最後まで調整中」とのコメントを頂きました(2020/5/18時点)。新型コロナウィルス感染症の少しでも早い収束に向けて、私達ひとりひとりが今やるべきことを引き続き取り組んでいきたいですね。

実際にスマッシュに話しを聞ける立場にないアタクシは、こんな投稿がありましたよという報告で、おしまいにしておこうと思う。


日経が「フジロックも中止 フェスなき夏、音楽ビジネスの修正不可避」を誤配信【フジロックGO #0143】


割とすぐに、記事自体削除され、下記のようなお詫び記事も出たので、見ていない方が多いかもしれないが、5月22日午前0時ころ、日本経済新聞の電子版が「新型コロナウイルス感染拡大の影響を受け、日本のロックフェスティバルの先駆け、フジロックフェスティバルが●日、中止を発表した」と報じた。

フジロックフェスティバルに関する記事の誤掲載をおわびします

〈おわび〉22日午前0時12分に「フジロックも中止 フェスなき夏、音楽ビジネスの修正不可避」という記事を日経電子版で誤って掲載しました。そのなかでフジロックフェスティバルが今年の開催中止を発表したと記述していましたが、中止は発表されていませんでした。読者と関係者の皆さま、取材にご協力いただいた方々にご迷惑をおかけしたことをおわびいたします。

どうやら事前に準備していた記事が、間違って配信されたようだ。その準備が、日経側の単独行動なのか、スマッシュからの情報提供に基づいたものなのか、今のところ真相は藪の中である。アタクシが最初に記事を見たときは、「え?」と思たが、「●日」のところで「あー」と思った。いずれにせよ、ことの真偽は主催者からの発表を待つしかないのだ。


パソコンのデスクトップ画像をDAY DREAMINGの青空に変える【フジロックGO #0142】


フジロックの背景画像が共有される【フジロックGO #0124】で書いた通り、フジロックの背景画像がフリーで提供されたので、仕事用のパソコンのデスクトップ画像に使用している。

これだと毎日フジロックのことを忘れないし、何かと気分がヨイのである。ただ、最近は開催に関する前向きな情報が出てこないこともあり、もっと晴れやかな気分になるよう、デスクトップ画像を新しくした。これまでのアタクシの変遷を画像も使ってご紹介すると次の通り。

この2~3年くらいは、カート・コバーンのアップ画像だったのだけど、先日2019年の入場ゲートと花火に変更していた。これはこれで、気に入っていたものの、夜の画像ということでやや沈んだトーンにも見えなくはない。

なので、陽の光がある昼間の画像にしたのである。これはドラゴンドラの先にあるDAY DREAMINGだと思う。エクセルなどファイルを開いていたり、Webサイトを閲覧していると、画面の大半がウィンドウになってデスクトップはそんなに見えないが、青空が少しこぼれてきて、明るい気持ちになる。しばらくはこのままでいこうと思っている。

 


rockin’on 2020年6月号のクリエイティブマン清水直樹氏のインタビューを読んで【フジロックGO #0141】


Twitterのある投稿がきっかけで、rockin’on 2020年6月号のクリエイティブマンプロダクション代表、清水直樹氏のインタビュー記事を読んだ(定期購読しているのだが、今は数年単位で読めずに積読になっている…)。

簡単にその内容を紹介すると、クリエイティブマンプロダクションは、コロナの影響で2月下旬から、主催するライブを延期し始め、4月6日の時点で5月いっぱいの公演はすべて中止とした。しかし、9月19日から開催を予定しているスーパーソニックについては、実施するつもりで進めているという(その後のインタビューは、スーパーソニックをどんなものにするかという意気込みだったので、流し読みしてしまった。スミマセン)。

rockin’onの発売日から逆算したりすると、インタビューの時期は4月上旬か中旬くらいではないかと思うけど、開催に非常に前向きというか、やるつもりと断言しているのは、今読むとやや隔世の感があるのは正直なところ。それでも目先のライブについては、積極的に中止(延期)に動いた方の見解だから、スーパーソニックだけじゃなく、フジロックにもまだ開催のチャンスはあるのかもしれない。苗場も幕張(舞洲)も、主催者の判断を待ちたいところである。というか、待つしかないのではあるが。


「RISING SUN ROCK FESTIVAL 2020 in EZO 開催中止のお知らせ」【フジロックGO #0140】


アタクシは、参加したことのないロックフェスだが(いつか参加できたらと思っている)、「RISING SUN ROCK FESTIVAL 2020 in EZO」も中止を発表したようだ。

RISING SUN ROCK FESTIVAL 2020 in EZO 開催中止のお知らせ

そして、今年2020年はその悔しさをバネに、どのように皆様にお返しが出来るかを色々と考えておりました。

しかし今回、現段階で新型コロナウイルス感染拡大の収束の目処がつかない事、そして今年出演予定のアーティストの皆様が、自身のリリースや、大切なファンの皆様との交流が出来ない事、また感染拡大防止のためにツアーの開催延期や中止等の自粛状況にある事、本来であれば6月から開始する石狩の会場設営の準備が出来ない事、また開催日までにお客様を安全にお迎えするための全ての調整に例年以上に時間を要する事等を鑑み、2020年の開催を断念せざるをえないという結論に達しました。

開催予定は、2020年8月14日(金)と15日(土) だったから、フジロックの1週間前。先日中止を発表したROCK IN JAPAN FESTIVAL 2020は、2020年8月8日(土)~10日(月・祝)の開催だったから、日程順に中止発表していることになる。この法則に従えば、近々、フジロックも中止を発表することになるのだろう。残念である。


2011年、The Musicのラストライブ【フジロックGO #0139】


「今年はやはりフジロック中止なのだろうか」などと焦りながら、YouTubeでライブ映像を探していたら、The Music(ザ・ミュージック)の動画を見つけた。単純に音源を聴きたいというよりも、アーティストが苗場で演奏している姿を見たくなったのだ。

これは、2011年のラストライブ。動画は最終曲「The People」だけであるが、アタクシは確か彼らのアクトを最初から最後まで観たはずだ。どの曲もグルーヴ感満載で、どうして解散しなくちゃならないんだろうと思いながら、グリーンステージの真ん中くらいで聴いていた記憶がある。

10年近く経った今、このパフォーマンスを改めて観ても、全然古びていないし、むしろまた聴き返したくなるほど。動画のコメントにも、ツェッペリンやローゼズに並ぶと讃えている人がいたが、これほどのグルーヴ感を放ったバンドは、ロック史上でもそれほど多くないと思う。

後、あまり音楽性とは関係ないのだが、ボーカルのロブ・ハーヴィーのスキンヘッドも潔くて好感が持てる。デビュー当時は、長髪のカーリーヘアだったから、余計にそう感じるのだった。