株式会社マリンロード【自由すぎるウェブ解析士の3分間サイト分析#0011】


URL:https://www.marineroad.com/

<特徴>
ホワイトを基調にしたシンプルなデザインでまとめている。地方の制作会社のようだが、サイト制作だけでなく、システム開発やWebプロモーションまで幅広く手掛けるようだ(地方企業だからこそ、自ずと対応範囲が広がるのだろうか)。ブログなどの情報発信も地道に続けているが、デザインの印象などもからも、やや淡白なイメージを持ってしまった。

<勝手に改善ポイント>
・グローバルナビの最初に「~が選ばれる理由」と入れるのを、最近よく見かける。ある意味流行だと思うが、顧客視点とは真逆だし、やや発想が楽観的すぎると思う。顧客が最初に知りたいのは、どうやって自分たちの課題を解決してくれるかであって、依頼先を決めるのは次のステップだからだ。

・キービジュアルやブログのサムネイルを含め、無理やり画像を入れている感じが強い。抽象的な図柄だと、サイトの印象もぼんやりしてしまうだろう。例えば、写真撮影のサービスもメニューにあるくらいなので、自社でディレクションした撮り下ろし画像の利用なども検討してはどうか。

・各サービス紹介文が淡白で、値段ばかり目に入ってくるの正直なところ。低価格を訴求したいならしかたないが、安いから頼もうという顧客にしかアピールできていないのではないか。

PageSpeed Insightsの結果
モバイル:33、パソコン:77


NTTファイナンス株式会社 コーポレートサイト【自由すぎるウェブ解析士の3分間サイト分析#0010】


URL:https://www.ntt-finance.co.jp/

<特徴>
ヘッダー、キービジュアルの下には、サービス紹介というある意味王道的な構成。ただし「新着情報」や「イベント・その他のお知らせ」が最下部にあるのは、いわゆるコーポレートサイトでは珍しいのではないか。特設サイト扱いになっているリクルートページも含め、全体的に画像のサイズが大きく使われている。スマートフォンを意識してのことだと思うが、PCで見るとやや間延びした感じになってしまっている。

<勝手に改善ポイント>
・グローバルナビは8つと項目が多いので、「会社情報」「IR情報」「採用情報」はロゴの右スペースにテキストリンクで設置すればヨイのではないか。

・キービジュアルがイメージ画像なのに大きすぎるし、その中にある「Finacial Solution Partner」というコピーもメッセージとしても弱いので、もっと具体的な意思表示をしたいところ。表記もアルファベットのみにすべきではない。

・サービスのナビゲーション、例えば「リース&ファイナンス」の説明テキストは「多彩なニーズに豊富なファイナンスでお応えします」となっていて、ほとんど何も言っていない状態。自己紹介に例えたら、身長と体重を言っているだけで、自分の個性に言及していない感じである。

PageSpeed Insightsの結果
モバイル:61、パソコン:83


株式会社スパイスボックス コーポレートサイト【自由すぎるウェブ解析士の3分間サイト分析#0009】


URL:https://www.spicebox.co.jp/

<特徴>
トップは流行の画像ではなく、テキストだけのシンプルなメッセージ。手法としては、この方が言いたいことはきちんと伝わると思う。基本的に情報を、トップページの一枚にまとめているため、右上のハンバーガーメニューもアンカーリンクで飛ばすだけ。「Stories」もリンク先は他メディアだし、社員紹介の「Members」もそれぞれの個人SNSアカウントへのリンクになっている。コーポレートサイトなのに、ポータル的なサイトになっている。キーカラーもピンク(肌色に近いかも)にするなど、非常に個性的なサイトだと感じる。

<勝手に改善ポイント>
・関連事例で複数のデッドリンクが見つかった。シンプルな構成で情報量が限定的だということもあり、最低限の運用、メンテナンスは実施したい。

・スマートフォンユーザーも考慮して、情報量をある程度制限しているのだろうが、ソリューション紹介は、もう少し説明を詳しくしてもヨイように感じる。現状だと、ロジカルな判断ではなく、何となくイケてそうという感じでしか、問い合わせにつながらないのではないか。

・「Stories」については、ブロックごとに成り行き表示をしているので、リード部分の文字量をもう少し増やしたい。現状の40文字程度では、どんな記事なのか分からないというのが正直なところだ。

PageSpeed Insightsの結果
モバイル:56、パソコン:86


弥報Online(やっほーおんらいん) メディアサイト【自由すぎるウェブ解析士の3分間サイト分析#0008】


URL:https://media.yayoi-kk.co.jp/

<特徴>
弥報Onlineは、弥生ユーザー向けのビジネス情報メディア。いわゆるオウンドメディアなので、2カラムの構成。トップページの冒頭に「弥報Onlineとは?」というリンクがあったり、記事の掲載も単純な時系列ではなく、PICK UPがあったりと、運営者側に手慣れた印象がある。

<勝手に改善ポイント>
・ヘッダーのメディアロゴが無駄に大きく感じる。ナビゲーションのアイコンも不要ではないか。ナビゲーションのコピーも含め、もう少しきちんと目に入り、内容が推測できるよう修正したい。

・新着記事(最新の3本)のリード表示が中途半端。スペースがあるのだから、ぎりぎりまで表示すべき。この辺りの、表示の設計ができているメディアは本当に少ない。

・各記事下にある「関連記事」は、サムネイル画像はトルツメやサイズを小さくしてもヨイと思う。正直、タイトルが目に入ってこないので、あまり遷移率は高くないと思われる。

PageSpeed Insightsの結果
モバイル:28、パソコン:71


株式会社 プレスマン コーポレートサイト【自由すぎるウェブ解析士の3分間サイト分析#0007】


URL:https://www.pressman.ne.jp/

<特徴>
トップにスライダーを設置し、その下は企業からのお知らせを割と多めに載せるという構成。運営しているオウンドメディアなども多いし、それぞれの情報はブログや別ドメインなど、統一感よりも多様性を優先しているようだ。すべてのページではないが、下部ページに行くと左ナビが出てきて、最近ではかなり珍しいと思う。

<勝手に改善ポイント>
・下部ページごとにレイアウトが違うのは、ある程度方針なのだろうとはいえ、ユーザー体験として快適ではないだろう。

・全体を通してフォントサイズが小さく、50代、60代向けのオウンドメディアでも同様で、読者像の想定がややおざなりな印象がある。

・インフォメーションなど掲載数が多いものの、タイトルがお知らせ的なものばかりで、クリックされづらいと思われる。

PageSpeed Insightsの結果
エラーが出て測定できず。


Tableau ブランドサイト【自由すぎるウェブ解析士の3分間サイト分析#0006】


URL:https://www.tableau.com/ja-jp

<特徴>
白を基調にして、非常にシンプルな構成。そのため、説明が丁寧というわけではないが、あまり迷わずに、各ページを見て回れるのではないだろうか。コンテンツとしては、テキストで細かく説明するというよりも、動画を多用しているようだ。

<勝手に改善ポイント>
・各所のコピーやテキストが基本的に、翻訳しただけのようで、ユーザーには引っ掛かりをもたないことが多い。ローカライズというか、読み手を意識したコピーワークを実施したい。

・顧客の声などをテキストで表現しているが、やや唐突感があるし、翻訳調ということもあり、メッセージ効果は限定的だと感じる。

・概要の説明がなく、断片的な情報ばかりなので、サイトを見ただけでは製品やサービスについて理解するのが難しい。「Tableauは○○です」という割と単純な自己紹介コンテンツが必要ではないか。

・結局、いわゆる会社概要にたどり着けなかった。

PageSpeed Insightsの結果
モバイル:18、パソコン:62


UBS日本 コーポレートサイト【自由すぎるウェブ解析士の3分間サイト分析#0005】


URL:https://www.ubs.com/jp/ja.html

<特徴>
外資系金融機関ということで、英語ページのリンクも多く、基本的な構成はどうやら本国サイトと同じのよう。そのため、ナビゲーションも独自仕様で正直わかりづらく、フッターにサイトマップ的なナビゲーションもなかったりと、我が道を行く感じで、日本人に見てもらうつもりがないようにも思える。

<勝手に改善ポイント>
・ハンバーガーメニューのナビゲーションが分かりづらく、全体構成から見直す必要があるだろう。

・h2のサイズが大きすぎるし、コピーも「グローバルな知見」など、やや素っ頓狂な印象がある。

・「UBSの企業責任」の部分のテキストリンクに余分なスペースが入っていたりと誤植も散見される。

・会社情報も用意されていないのか、結局正式な日本法人の社名が見つけられたなかった。

PageSpeed Insightsの結果
モバイル:50、パソコン:76


株式会社NHKエデュケーショナル コーポレートサイト【自由すぎるウェブ解析士の3分間サイト分析#0004】


 

URL:https://www.nhk-ed.co.jp/

<特徴>
トップページは、ファーストビューにスライダーがあり、その下に各種情報を出すといういわば最近の超定番的なレイアウト。このサイトならではなのは、法人向けと個人向けでサイトを切り替えている点だろう。基本構成は保ちつつ、キーカラーを変更させることで、サイト体験上の違和感なく、変わったことをきちんと理解させている。ナビゲーションやボタンにオンマウスしたときの反応が良好なのも気持ちヨイ。

<勝手に改善ポイント>
・スライダーの画像に小さい文字が入っており、PCでもやや見づらいため、スマートフォンだと読めなくなっている。

・グローバルナビの反応はヨイものの、挙動が同じではなく、アイコンが入っていたり、テキストだけだったりしているため、統一感に欠ける。

・すっきりしすぎていて、情報が少なく、同社のことを知らない人が理解を深めるのは難しい。

・細かい点だが、会社情報の社名で株式会社とNHKエデュケーショナルの間に半角スペースが入っており、コーポレートサイト上では(あるいは名刺などでも)、こうした表記は避けた方がベターだろう。

PageSpeed Insightsの結果
モバイル:77、パソコン:95


サイボウズ株式会社「キントーン」サービスサイト【自由すぎるウェブ解析士の3分間サイト分析#0003】


URL:https://kintone.cybozu.co.jp/

<特徴>
スマートフォンユーザーを意識してか、文字情報は控えめで、かなりホワイトスペースも大きい。ITソリューションとは言え、IT部門向けではなく、エンドユーザーである事業部門をターゲットにしているせいか、コピーはビジネスパーソン向けに作成されている。顧客の声にある「エクセル&メールにさようなら」「タスクの見える化で残業ゼロに」などは、導入するメリットが端的に分かる見出しで好印象だ。

<勝手に改善ポイント>
・グローバルナビを含め、ヘッダーに情報が詰まりすぎに感じる。現状の3段から2段へ整理したいところ。

・「あらゆる業種の、あらゆる人の、あらゆる仕事に」対応するサービスということで、総花的な表現が多く、かえって製品の概要がつかみづらい。数百文字程度で構わないので、冒頭で製品概要を語った方がヨイのではないか。

・サイト全体的に、無駄なホワイトスペースも散見された(例:トップページの「働く場所や時間を自由に」の下部など)。イメージ画像ももう少し減らさないと、このサイト上でのコンバージョンは難しいと思われる。

PageSpeed Insightsの結果
モバイル:12、パソコン:34


株式会社アイレップ コーポレートサイト【自由すぎるウェブ解析士の3分間サイト分析#0002】


URL:https://www.irep.co.jp/

<特徴>
全体としては、スマートフォンを意識して帯状のブロックごとに構成されている。トップ画像に入っている「1ページでアイレップのすべてを知る」は、「アイレップの特長」と同じリンク先だが、コピーも置き場所もヨイと思う。訪問したユーザーからもよく見られていると考えられる。

<勝手に改善ポイント>
・「1ページでアイレップのすべてを知る」の上部にある「The Best Performance by Digital Marketing」というコピーはやや凡庸。その下にある日本語のメッセージを強めてもよいのではないか。

・ブログのサムネイルがなかったり、汎用的な画像になっている。目に見える商品がなかったり、BtoBビジネスの場合は、画像を使わない掲載方法も検討したい。

・セミナーについては、タイトルの一行だけで構成されていて、読みづらいし、タイトル自体長すぎる。セミナータイトル、紹介文、日時、など分けて表示すべきだろうし、タイトルの文字数は上限を設けたい。

PageSpeed Insightsの結果
モバイル:22、パソコン:66