天神山の記憶(3)【フジロックGO #0005】

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第1回のフジロック、会場に向けて歩き続けたアタクシたち。何の計画も、どんな展望もなく、ただただ歩みを止めなかった。もし現在だったら、スマートフォンをあれこれいじって、何らか善後策らしきものをを探したかもしれない。しかし、その当時は目の前に見えるものがすべてで、インターネットのような拡張空間は、存在していないも同様だった。

実際に、ほかの人たちが進んでいる方向を追いかけているだけで、下手をすると間違った場所や目的地を目指していたのかもしれなかった。それでも、いつかきっと会場にたどり着けるはずと思い、淡々と歩いた。恐らく3時間以上は歩きつづけたと思うものの、終始ずっと悲壮感はなかった。

かなり記憶はあいまいだが、15時頃まで歩き続けて会場入り口に到達した。ある意味待ち焦がれ場所だったが、人気もまばらでやや拍子抜けした印象が残っている。苦労して歩いてきたのに、誰も歓待してくれないんだなと思ったのだ。当然、ライブは始まっていた。もう中盤から後半にかかっていた。その日残すアクトは数件という状況だった。

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