天神山の記憶(11)【フジロックGO #0029】

LINEで送る
Pocket

「天神山の記憶(10)【フジロックGO #0028】」はこちら

2日目の朝を迎えて、どんな形だったかは忘れたが、公演中止であることを知った。当時はスマートフォンもなかったので、場内放送が流れていたのかもしれない。ただ、2日目中止の知らせを聞いて、正直ホッとした。天候も回復していたし、もちろんライブは見たかったのだが、何というか初日の体験が凄すぎて、心のキャパシティーがオーバーしていたのだろうか。

おずおずとテントをたたみ、荷物をまとめ、帰り支度をしてから、メインステージ前に行ってみた。地面は泥だらけ、ぐちゃぐちゃの状態。何だか色々なものが落ちていた。人もまばらで、行くところ、どこもかしこも散らかっていて、打ち捨てられた廃墟に迷い込んだような気持になった。ゲートや駐車場の辺りも、昨日見たとは別のもの、場所のように感じた。

そこから、前日は待てど暮らせど乗れなかったシャトルバスに乗って、河口湖駅まで向い、電車に乗り換えて帰宅の途についた。当然ジーンズは濡れている状態だったので、仮に席が空いていても座らず、ずっと最後まで立ちっぱなしを通すしかなかった。

LINEで送る
Pocket