「天神山の記憶(6)【フジロックGO #0008】」はこちら。
レイジ・アゲインスト・ザ・マシーンの次のアーティストは、ザ・イエロー・モンキーだった。アタクシ的にザ・イエロー・モンキーというと「JAM」が印象に残っていた。ただ、アルバムを購入したこともなく、歌番組で披露された曲くらいしか聞いたことがなく、少し距離感のあるバンドだ。
雨が降っていたこともあり、とにかくテントに避難した。履いていたジーンズは当然濡れていたし、泥もついていたので、「雨で洗濯しよう」とか言って、テントの外に出しっぱなしにしておいた。ずぶ濡れで身体も冷えてきて、テントの中で持ってきた寝袋に潜り込んで暖をとった。
ある意味、これは合理的、現実的な判断ではあるが、すぐそこでライブやっているのに、テントにこもって音だけ聞いているのは自分でも滑稽に思えた。会場まで歩いてきたので、到着するのが遅く、もう数バンドしか残っていなかったから、何だかもったいないことをしているなあとも感じていた。
それでも、寝袋でブルブルと震えて片耳でイエモンを聞いていると、段々と温まってきて、気づけばウツラウツラしていた。