宿なき子だけど、何だか探せずにいる【フジロックGO #0101】


2020年のフジロックは、いきなり宿難民になる可能性が【フジロックGO #0094】に書いた通り、今年の宿が予約できていない。メールで問い合わせた宿からも、結局何の返事もないままなのだが、その後、ほとんど動きが取れていない。家族4人で行く予定なので、宿は必須なのであるが…。

ちょっとアタクシの動きが悪いのも、コロナウイルスの影響があるかもしれない。もちろん、感染したとかではなく、本当に開催されるのかなと思い始めているからだ。7都府県に緊急事態宣言が発令されて、多くのお店が休業している。いったんはゴールデン・ウィーク明けまでが目安になるのだろうが、日常的に利用していたお店が次々にお休みになっているので、自宅に閉じこもるしかなく、無意識のうちに閉塞感にとらわれているのだろう。

Twitterの投稿などを見ると、2020年のフジロックについて、開催と中止と意見は半々くらいか、やや中止になるのでは派が優勢のように見える。しかも、「中止になってもチケット代は返ってこない」と断言している人がいた。おぼろげな記憶では、確かにチケット購入時の但し書きには返金されないと書いてあったように思う。ただ、初回1997年の2日目中止のときは、返金されたと記憶している。まあ、いずれにせよ、チケットは購入して、代金も払ってしまっているのだから、宿の確保に動かなくちゃならない。


祝100回ということで、何となく振り返る【フジロックGO #0100】


2020年1月1日に、最初に言葉ありき【フジロックGO #0001】と書き始めて、この「フジロックGO」と題したコラムのような、エッセーのようなアタクシの投稿は、今日で100日目のようだ。あまり自信がなく「~ようだ」と書いてしまったが、調べてみたら1日2回投稿している日があった。カウントミスしていたよ。イカン、イカン。

さて、毎日フジロックに関することを書いたら、アタクシとフジロックの関係性が変わるかもしれないと、書きだしたことにやや実験的な意味もあったので、変化したことをいくつか挙げてみたい。

一番自覚しているのは、公式サイトをよく見るようになったこと。以前だと、チケットを購入する前後と宿泊の予約くらいでしかアクセスしなかった。もう苗場に行くことは決定事項だったので、アーティストも誰が出るとか気にしていなかったのである。典型的なフジロッカーではあったのだが、いつの間にかあんまり情報収集に熱心ではなくなっていた。

だが、毎日何とかフジロックネタを見つける必要が出てくると、やっぱり公式サイトはチェックしないと話しにならない。そんなわけで、ほとんど毎日のように確認していた。そして更新があると、どんな内容でもワクワクして、何だかフジロックに通い始めたころの感覚がよみがえってきたのだから不思議である。

もう1つは、改めてライブ映像を見ていて気づいたことではあるが、フジロックのライブパフォーマンスは、相対的に見てもかなりレベルが高いと思う。他のフェスと比べて申し訳ないけど、雲泥の差を感じたのだ。同じアーティストでも、苗場の磁場に入ると、ちょっと様子が違うのではないだろうか。これはあくまで、アタクシの私見かもしれないけど。

ここ何年かは、子ども2人を連れて家族旅行にもなっているので、ほとんどライブを見ていなかったけど、もうちょっと音楽に貪欲になりたいなあと思い直した。そうはいっても急に、ずっとパフォーマンスに集中はできないだろうが、一瞬一瞬を少しだけでも大切にできたら、またアタクシの苗場体験は豊かになるのではないかと思ったのだった。これにて、100回目はお終いケル。


7都府県の緊急事態宣言が発出された夜に思うこと【フジロックGO #0099】


今日の夕方、安部首相が、東京、神奈川、埼玉、千葉、大阪、兵庫、福岡の7都府県を対象にして、緊急事態宣言を発出した。この宣言は改正新型インフルエンザ対策特別措置法に基づくものだそうで、2012年の特措法成立後、初の発令とのこと。初ということもあって、対象地域に住むアタクシたちも、どんなことが起きるのか、よくわかっていないのが実情だろう。

とはいえ、緊急な事態にあるということは理解しており、これから1カ月間は家から出ず、人とも極力接触しないことを求められている。「STAY HOME」なのだ。もう既に在宅ワークを始めていたが、明日からの暮らしや働き方は大きく変わると思う。

アタクシたちが、こうした変化に直面する中、フジロックはというと、コロナウイルス関連の情報発信をしていない。意図的に無視しているようにも見えるくらいだ。苗場のある新潟県は、もちろん緊急事態宣言の対象ではないのだけれど、フジロック(主催するスマッシュ)としての考え方、想定を聞かせてもらえるとうれしい。ちょっと準備にも身が入らないのである。


ビョークは巫女であり、彼女の歌は御託宣である【フジロックGO #0098】


先日、iPhoneで音楽をシャッフルしながら聴いていたら、Björk(ビョーク)の「Vespertine」の1曲が流れてきた。相変わらず、ボーカルがやたらと深い。正直に言って、アタクシにとってそんな好みのアーティストではないけど、彼女の声を聴くと妙な納得感があるのだ。

フジロックにも、ヘッドライナーとして何度も登場している。調べてみると、1998年(第2回、豊洲でやった年だ!)、2003年、2013年と3度出演したようである。1998年は、先ほど言った通り、あまり好きなアーティストでなかったこともあって、Iggy Pop(イギー・ポップ)を見に行ったと記憶している(20年以上前なので、そんなに自信はないが…)。2003年は、結構がんばって見たのだが、途中で退屈になって離脱してしまったと思う。

そんなこともあり、2013年のときは、あまり期待せずに、割と遠巻きしていた。最初から全部見るつもりなく、グリーンステージのパフォーマンスを眺めていたのだ。そして、結局その時も、フィナーレまで見ずに宿に戻ったはずである。ただ、2013年の時は、見終わった後の感触がかなり違っていた。何だかスゴイ体験をしたようにも感じたのである。

一緒に行った友人たちと、「ビョーク、やっぱりすげーな」みたいな会話をした。そのとき「ビョークって巫女みたいだよな。古代に生まれてたら、絶対あの歌で民衆を従えていたはず」というような話しも出た。アタクシと友人たたは、もう音楽性がどうだということよりも、声だけで誰もをひれ伏せさせる力を感じたのである。

繰り返しになってしまうが、ビョークをもう一度聴きたいという気持ちはあまりない。それでも、苗場の山々の中で、彼女の歌声を聴くことがあったら、やはりアタクシはひれ伏してしまうのだと思う。


“ファッション”というプロダクトを通してメッセージを表現する「フジロック・コレクション」【フジロックGO #0097】


今まで、全く知らなかったのだけど「フジロック・コレクション」というのがあるという。詳細や最新情報は、「フジロック・コレクション 2020」を確認してもらいたいのだが、引用すると下記のような感じである。

これまで数々の挑戦を続けてきたフジロック・フェスティバルが、2005年に新たなるプロジェクトとして、立ち上げた『フジロック・コレクション』

「音楽や自然を介して、お互いが人間として触れ合い、助け合い、愛し合える…、というフジロックならではの魅力を、“ファッション”というプロダクトを通してメッセージを表現していく」

このコンセプトの下に、賛同・共感してもらえるデザイナー/クリエイターとともに、展開をしてきました。

正直、この説明はちょっと分かりづらいのだが、「フジロック」をテーマにファッションアイテムをつくっていくようだ。そして、目的はもう1つ。やや長いけど、ジョー・ストラマーに関連している部分を引用したい。

このプロジェクトのもうひとつの目的は、フジロックにゆかりのある故ジョー・ストラマー(伝説的なパンクバンド、ザ・クラッシュのメンバー)の遺族と友人が設立した慈善団体『The Joe Strummer Foundation』へ売上の一部を寄付する事です。

ジョーストラマー・ファウンデーションの主な活動内容は、資金不足のため、音楽活動が困難なクリエィティブな若者達に音楽を創作する機会を与える事です。

ジョーストラマー・ファウンデーションは、フジロックの新人アーティストの登竜門的ステージである「ROOKIE A GO-GO」のサポートも行っています。

音楽を愛する人々が育てたフジロック・フェスティバルを通して、このプロジェクトが才能あるアーティストへの道しるべとなっていくことを目指しています。

単純に「フジロック的なファッションアイテム」ということだけだと、気に入ったら買うし、気に入らなければ買わないといことになりそうだけど、「若いアーティストの音楽活動の足しになる」と言われると、ちょっと財布のヒモが緩む感じだ。現物はGAN-BAN(渋谷パルコ B1F)で見られるようなので、コロナウイルス騒ぎが沈静化したら、寄ってみたいなーと思う。


ゴンチャンTシャツも登場【フジロックGO #0096】


フジロック公式サイトを見ると、「オフィシャルツアー第2期全プラン受付開始」や「出演日別!第2弾ラインナップ発表!」だけでなく、「グッズ新着!バックパック&ゴンチャンTシャツ初登場!」とのことで、ゴンチャンTシャツも販売開始しているようだ。

ゴンチャンは、アタクシの子どもたち二人がとっても気に入っていて、特にフジロックに参加し始めた最初の数年は会場で見かけるゴンチャンは必ず撮影していたし、珍しい色を見つけるとハイテンションになる感じだった。だから、ゴンチャンTシャツは子どもたちにとって、必須アイテムになるように思う。まだ確認していないので、何とも言えないけれども。

KIDSのサイズ表を見ると、「サイズ:100 / 110 / 120 / 130 (cm)」となっていた。上の子は現在140cmの服を着ているので、もし注文するとなると、KIDSではなく大人のSになるのだろうか。気づけば、子どもたちはズンズン大きくなっているのだなぁと思う。光陰矢の如し、なのである。


第2弾出演アーティスト発表【フジロックGO #0095】


出演日別!第2弾ラインナップ発表!」ということで、文字通り第1弾に続き、第2弾の出演アーティストが発表された。アーティストページを、基本コピペしてみると以下のような感じだ。

TAME IMPALA、THE STROKES、忌野清志郎 Rock’n’Roll FOREVER、電気グルーヴ、DISCLOSURE、MAJOR LAZER、FKA twigs、MURA MASA、CLAIRO、FOUR TET、FLOATING POINTS (LIVE)、CORY WONG、KING GNU、RUFUS WAINWRIGHT、JACKSON BROWNE、NUMBER GIRL、VOODOO DEAD、TOM MISCH、ROVO、BLACK PUMAS、THE BAWDIES、ALTIN GUN、DERRICK MAY、CELESTE、BLACKBEAR、DONAVON FRANKENREITER、DENIMS、THA BLUE HERB、ELEPHANT GYM、FANTASTIC NEGRITO、BRUNO MAJOR、FUTURE ISLANDS、FONTAINES D.C.、カルメン・マキ&OZ、GEORGIA、FRENTE CUMBIERO、COLIN BENDERS、HINDS、GRYFFIN、EMOTIONAL ORANGES、LINDSTROM (LIVE)、KEMURI、GOGO PENGUIN、MEN I TRUST、光風&Green Massive、羊文学、METRONOMY、MONOEYES、MONO NO AWARE、milet、ReN、MUSCLE SHOALS SOUL REVUE featuring Willie Hightower, Charles Hodges & Scott Sharrard、NEAL FRANCIS、THE SKA FLAMES、折坂悠太、ROMY、YUMI ZOUMA、SUMMIT (PUNPEE, GAPPER, OMSB, MARIA, SIMI LAB, DyyPRIDE, BIM, VaVa, in-d, C.O.S.A. × KID FRESINO, BLYY, TWINKLE+)、TENDOUJI、サニーデイ・サービス、手嶌葵、YOGEE NEW WAVES、ラインナップ

それなりにシーンを追いかけてきた自負もあったが、こうして出演者を眺めてみると、ほとんど知らない方々ばかりである。バンドかソロか、女性か男性かをわからないのが実情である。試しに名前だけでも知っているアーティストを挙げてみると次のようになる。

「THE STROKES、忌野清志郎 、電気グルーヴ、DISCLOSURE、FKA twigs、MURA MASA、RUFUS WAINWRIGHT、JACKSON BROWNE、NUMBER GIRL、THE BAWDIES、DONAVON FRANKENREITER、THA BLUE HERB、KEMURI、サニーデイ・サービス、手嶌葵」。CDを持っているとか、ちゃんと音楽を聴いたことがあるとなると、もっと数が減ってしまう。名前知っているレベルでもこんなに少ないとは、改めてややショックである。もうちょっと勉強しないとなーと思ったのだった。反省。


2020年のフジロックは、いきなり宿難民になる可能性が【フジロックGO #0094】


少しうっかりしていたが、本日の朝から、「オフィシャルツアー第2期全プラン受付開始」にある通り、オフィシャルツアーが早い者勝ちで申し込みできる。うっかりしていたくらいだから、アタクシは夕方になって気づいて、申し込めるか確認したところ、以下のような表示が…。

越後湯沢駅周辺エリア(ホテル1)(8/21-3泊プラン)
このツアーは満室もしくは満席です。

ご丁寧にも「このツアーは満室もしくは満席です」の文字は、ボールドの赤字だ。とても悲しい。実は、昨年も宿泊させてもらった宿に、メールで予約可能かどうか問い合わせているのだが、それについもとんと返事が来ない。やはり悲しい。

オフィシャルツアーの第1期は、見事三連敗してしまったこともあり、このままでは“宿なき子”である。アタクシ一人だったら、車中泊の選択肢もあるが、子どもたちも含めた4人だと、何とか宿を探さなければならない。雨が降っても嫌にならないフジロックではあるのだが、この宿探しが毎年苦痛だ。ホント、何とかならんものかと思う。


8月の苗場は予想以上に冷えるみたい【フジロックGO #0093】


アタクシが参加しているFacebook グループ「フジロックに行こう! ~We love FUJIROCK」で、下記のような記事の共有があった。半月くらい前の投稿だったが、やっと見られた格好だ。FUJI ROCK FESTIVAL 公式ファンサイト「FUJIROCKERS.ORG」のコンテンツである。

2020年のフジロック、8月の苗場ってどうなんですか? 気温調査編

2020年のフジロックが、例年の7月下旬開催から8月下旬に変わることを受けて、開催日ころの気温を調査したという内容。実際に2019年8月22日から25日にかけてキャンプを行い、その体験記を残したものである。

会場である苗場は、いつもの7月下旬でも夜は結構涼しく、アタクシは必ず長袖のカットソーを着るか、雨具などのジャケットを羽織る。ある程度、昼と夜の寒暖差は折り込み済み。ただ8月下旬だと、7月よりも暑くなるのではと思っていた。

しかし、記事の中身を読むと、7月下旬よりむしろ涼しいというか、寒いようだ。要点だけまとめると(アタクシ的に)、以下のような感じである。

・朝晩と昼とで寒暖差が激しく、最低気温15度から最高気温31度までを記録した。
・雨が降ると日中でも寒くなりがち、特にテントでは秋の防寒を意識すべき。
・予想気温だと、17度台から28度とかなり涼しい印象。

現実には、そのとき次第だとは思うのだが、8月だからと夏仕様ではなく、防寒対策もしっかりする必要があるようだ(特に子どもたち)。


コロナショックはフジロックを飲み込まないのか?【フジロックGO #0092】


コロナウイルスの影響で、昨日から在宅ワークを実施している。全く外に出ないというわけではないが、極力人の多いところには行かないようにしているので、世の中の雰囲気がよく分からない。ワイドショーなどをチラっと見て、分かったような気になっているが、実際はどんな感じなのだろう。

フジロックについても、今は開催で進んでいるが、本当に開催されるのか、やや疑わしい気持ちになっている。当初は、8月下旬だったら流石にコロナも収束していると高を括っていたが、これだけ経済活動に停滞感が漂うと、フェスの準備に支障が出るのではと思うようになったからだ。

フジロックの公式サイトを見る限り、3月17日の第一弾アーティスト発表以来、特に新しい情報発信はないようだ。「大丈夫だよ」でも「苦労している」でも、どちらでも構わないので、何らかコロナウイルスに関するコメントを発表してもらえないものだろうか。ざっとではあるが、Twitterのアカウントも確認したが、それらしい投稿は見受けられなかった。繰り返すが、ポジティブ、ネガティブにかかわらず、主催者側の考えやスタンスを聞かせてほしい。