モザイクがあると自然に目を細めてしまう【フジロックGO #0198】


FacebookやTwitterで、FUJIROCKERS.ORGによるとっても意味深な投稿を見かけてしまった。「色々準備中」と語りつつ、画像はモザイク入りのTシャツ。これは、目を細めてしまうやつやろーと、一生懸命に目を細めても、あまりにモザイクが荒すぎて、何がプリントされているのかは全くわからない(実際には、プリントかどうかも判明しないのであるが…)。

何だかTシャツをデザイン、制作しているようだ。ただし、ヒントはどうやら画面の方にあるのかもしれない。FUJIROCKERS.ORGといえば、記事のイメージが強いサイトであるが、「FUJIROCKERS WEB STORE」という文字やカラフルなTシャツが目に入る。これは物販サイト、ページができるのかもしれない。2020年フジロック自体は開催されないものの、それだからこそ、課外活動というか、フェス以外の様々な出来事が増える予感がする。


リストバンドに関する#フジロックあるある【フジロックGO #0197】


「#フジロックあるある」というハッシュタグがあるようで、次のようなツイートを見かけた。アタクシも入場チケットがリストバンドになってから、リストバンドは毎年思い出の品になっている。確か、最初のうちはプラスチックの止め具だったので、苗場から帰ってくると大きな切れ味するどいハサミを使って、誰かに切ってもらったりしていた。

写真のような布製になってからは、手が抜けないほどに絞ってしてしまったら、リストバンド自体を切るしかないから、結構微妙にリストバンドの太さを調整している。手のひらを丸めて最も細くなった状態で、ギリギリ引き抜ける太さにして、歩いているとき気づかぬうちにスポッとなってしまわないように、腕時計なんかで抜けないようにしている。

そんなお陰もあり自宅に帰れば、20年分くらいはリストバンドがあるはずだ。そして、ツイートにもあるように、毎年ギリギリまでつけていた。苗場から帰ってきた月曜日なんかは、リストバンドを付けたままで意味もなく出歩いたりしたのだ。アタクシも若かった。無駄にイキっていたのである。


みんなにはひと気のない坂道でしかないだろうけど【フジロックGO #0196】


Twitterを見ていたら、フジロックの公式アカウントが苗場の現地写真を投稿していた。たった4枚なんだけど、既に20年以上通い続けている場所、もう故郷のようになっている情景を目にして、思わずジンワリしてしまうのだった。行ったことない人にとっては、単なるひと気のない坂道でしかないだろうけど。

国道17号線を車で東京側から苗場の会場に向かう場合、少し長めの三国トンネルを抜けると、緩やかな坂道が会場まで続く、そこで「ああ、やっとたどり着いた」と毎回思うのだ。トンネルに入る前は晴れていたのに、苗場だけが雨降りに見舞われていたことも、一度や二度ではない。そんな悲喜こもごもなフジロッカーを、いつも変わらず受け入れてくれるのが、写真の坂道である。

いつもなら、ロックTシャツやアウトドアウェアに身を包んだ同志が歩道を歩いているのを見ながら、ドキドキするような場所。今年も無事戻って来たぜ、ただいまと心の中でつぶやく道程。夏だけど、ハッピー・ニュー・イヤーと感慨を感じる瞬間。アタクシにとっては、そんな勝手に思い出深い風景ではあるが、今年は「フジロッカーだよ全員集合」はないから、とても静か苗場になるのだろうか。


「フジロックの森をつなぐボードウォークに新しい橋を架けたいから」メール【フジロックGO #0195】


以前、クラウドファウンディングで支援したフジロックの森をつなぐボードウォークに新しい橋を架けたいから、進捗状況の報告メールが届いた。「【活動報告】みどり橋、進捗ご報告 by FUJIROCKERS FOREST」という件名だ(メールと同内容のWebページはコチラ)。

メールを開いてみると、「竣工なのですが、さらに遅れそうな見込みとのことです」と書かれている。「さらに」ってどういうことだろうと、いぶかしく思ったのだが、どうやら1カ月前にも活動報告のメールをいただいていたようだ。アタクシ、メールを読まずにゴミ箱に入れてしまっていて、未読だったのである。

もともと竣工は7月末を予定していたが、1カ月前のメールでは8月初旬に、今回のメールでは「未定」になった。2020年のフジロックは延期になっているので、会期に間に合わせる必要はないが、秋になってドラゴンドラに乗りに来た際には出来上がっていてほしい(コロナウイルスの状況によっては、苗場に来れないかもしれないが)。

仕事柄、サイト構築の期間ならそれなりに想定できるが、橋の建設にどれくらいかかるのか、全くわからない。果報は寝て待てともいうから、アタクシはみどり橋竣工の時まで、気長に待ち続けるしかないだろう。


ご近所イベントのスーパーソニックは、まだまだ開催を狙っている【フジロックGO #0194】


2020年のフジロックは正式に延期が決まって、世の中に潜むフジロッカーたちは、アタクシ含め「さあ来年だー」というモードになっているかもしれない。ただ、気がつけばスーパーソニック(例年だとサマーソニック)は、現在も開催の方向で調整しているようだ。

もともと、2020年は東京オリンピックの関係で、サマーソニックを中止にして、9月19日~21日に一年限りの音楽フェスとしてスーパーソニックを予定していた(何と、サマソニ2020は中止だった【フジロックGO #0087】に少し経緯など書いている)。

たまたま開催時期が秋口に設定されていたことや、屋外ステージしか考えていなかったことが奏功して、コロナショックに見舞われた今でも、感染防止策を講じながら開催できないかと可能性を探っているようだ(「From SUPERSONIC」)。チケットも発売されたばかりだが、基本順調に売れているみたい。恐らく音楽ファンの期待が大きいではないかと思う。

「SUPERSONIC / 来日公演 開催支援プロジェクト」と題したクラウドファウンディングも始まっているようなので、興味がある方は確認してほしい。アタクシは、TOKYO開催はご近所さんのイベントだし、もちろん音楽を止めたくないので、グッズ支援コースなんかで援助しようかな、などと考えている。


「フィールド・オブ・ヘブンのヘッドライナーとして観たいなー」リスト【フジロックGO #0193】


フジロッカーに捧げられたプレイリスト【フジロックGO #0192】で紹介したが、「FUJI ROCK FIELD OF HEAVEN Headliner 2019-1999」と題されたプレイリストの曲をダウンロードした。そして、実際に聴いてみた。

主に、ランニングしながら聴いたせいもあるかもしれないが、一聴して思ったのは「やはり派手ではないな」ということ。ただし、だからと言って彼らの鳴らす音が色褪せるわけでははい。ちゃんと届く人には届いて、強く心をグサッと魅了するはずだからだ。

現実にアタクシは、ミーターズ(The Meters)の音楽に心捉われた。Wikipediaでは、次のように紹介されている。

ニューオーリンズ・ファンク・サウンドを生み出した第一人者的存在である。代表曲は”Cissy Strut”など。

先のプレイリストには、代表曲の「Cissy Strut」が収録されていた。緩やかなビートながら、グルーヴ感があって、とても気持ちがヨイ。走りながら聴いていたけど、立ち止まって、Apple Musicにある必聴アルバムを追加ダウンロードしてしまったほどだ。

それにしても、このプレイリスト。よく見たらフィールド・オブ・ヘブンで、実際にヘッドライナーとなったアーティストばかりではないようである。いやむしろ、「フィールド・オブ・ヘブンのヘッドライナーとして観たいなー」リストなのかもしれない。


フジロッカーに捧げられたプレイリスト【フジロックGO #0192】


Twitterで検索していたら、上記のツイートを見つけた。「アタクシ、捧げられちゃったぜ」ということで、早速Apple Musicに追加して、ダウンロードも完了させた。Spotifyは利用していないから、Apple Musicのプレイリストで助かった。まだ音は聴けていないけど。

「フジロッカーに捧ぐ」という言葉に、即反応しちゃったのだが、過去のヘッドライナーを集めたプレイリストだ。ただ、よく見ると「フィールド・オブ・ヘブン“の”」なんだな。なかなか渋い切り口である。

ヘッドライナー、トリと言えば、目立つのはやっぱりグリーンステージだし、仮にグリーンを食っちゃうくらい存在感を示せるのは、ホワイトステージくらい大きなステージでないと難しいだろう。フィールド・オブ・ヘブンは山奥にあるし、どうしても小ぢんまりした感じになる。

とは言え、実際に苗場でフィールド・オブ・ヘブンのヘッドライナーを体験してみると、派手ではないものの、しっかりと盛り上がる。結構、中毒性のあるアクトも多くて、グリーンのトリは避けてフィールド・オブ・ヘブンにあえて籠ることも少なくない。

だからこそ、フィールド・オブ・ヘブン“の”ヘッドライナープレイリストだと、フジロッカーとしてはニヤっとしてしまうし、聴くのが楽しみなのである。


チケットの払い戻しについて届いたメール【フジロックGO #0191】


フジロックのチケット払い戻しに関するメールが届いた。SMASH friendsと実際に決済をしたe+からである。払い戻しの期間が決まっていて、2020年7月1日から8月31日までの2カ月間だ。

2020年フジロック「延期に伴う各種ご案内」【フジロックGO #0171】にも書いたが、期間が決まっているので、払い戻したければ、8月31日までに申し込まなければならない。メールは、その確認というか、リマインドなのだろう。どちらのメールも7月1日に届いていた。

アタクシ家のチケットは、来年に持ち越すことにしたので、払い戻しは関係ないと思っていたのだが、どちらの件名にも「重要」という文字が入っている。そんなこともあって、少し時間が経ったてからメールに目を通した。

率直に言って、どちらのメールもわかりやすいとは言えない。特にe+からのは、申込み公演の「中止/延期/変更」用の汎用的な内容のせいか、チケットを持ったままにするという選択肢が明示されていないので、ちょっと「???」になってしまった。

また払い戻しは、申し込み情報を確認してからと書かれているのだが、アタクシがログインすると申し込み状況のデータが空になっている。これってもしかすると、チケット買えてないのか? と不安になってきた。

メールが来ている段階で、申し込み済みの証拠ではあると思うのだが、状況は謎のままなので、これは問い合わせをしなければならないかもしれない。ただ、e+のサイトをアレコレ見ても、よくある質問しかなく、問い合わせフォームがないのだった。何だかUX(ユーザー体験)的に、アチコチ問題の多いサイトのように思える。


rocin’on 2020年8月号には、フジロック延期の記事がないよう【フジロックGO #0190】


最近は積読傾向バリバリであるが、ロック雑誌のrocin’onを恐らく20年以上購入し続けている。先日、その2020年8月号が届いた(ここ数年は、定期購読で郵送してもらっている)。

いつもなら、ビリビリと袋を破いて、そのまま置き去りになってしまいがちなのだが、今回はフジロック延期が決まってから初めての発行だからと、パラパラとページをめくってみる。

特集は「伝説のライブ――熱狂の日々、その復活に向けて」。確かにwith コロナな新しい生活様式だと、アタクシたちはライブを楽しめない。そんな音楽ファン、ロックファンが置かれた状況を、意識しての企画なのだろうと思った。

がしかし、いくらページを読み進めても、2020年フジロック延期の話しは出てこない。アタクシの斜め読みなので、もしかするとベタ記事にあったのかもしれないが、とにかく目立つ形では取り上げられていないようだ。正直、ちょっと驚いた。

もしかすると、サマソニ(今年はスーパーソニックだけど)の開催可否が決まったところで、総括的な記事を書くつもりなのかもしれない。だけど、月刊誌なのだから、その時々の話題も取り上げてほしいななどと、積読組だけど思うのである。


木道亭で聴いた畠山美由紀さんの歌声【フジロックGO #0189】


iPhoneのMusicアプリで、シャッフル再生していたら、畠山美由紀さんの声が聴こえてきた。いつ聴いても艶っぽいなーなどと思いながら、フジロックの木道亭でライブを観たことを思い出す。2013年のことだ。

木道亭というのは、ホワイトステージからフィールド・オブ・ヘブンをつなぐ、ボードウォークの途中にあるとても小さなステージ。大きさは一部屋分くらいしかないし、高くもなっていないので、観客と同じ目線である。

そんな森の中のささやかステージではあるが、畠山さんが登場すると聞いて、アタクシは焦って向かったのである。ただ、到着したときには、既にちょっとだけ演奏が始まっていた。それなりに聴衆が集まっていたので、少し木の陰に隠れるような場所から彼女の歌声を聴くことになった。

近くにあるフィールド・オブ・ヘブンの音が、木々の間から少し漏れ聴こえてくる。そんなことは意に介さないように、畠山さんはスッとステージに立って、軽やかに、そして感情を込めて歌声を届けてくれた。フッと、アタクシがいる方にも顔を向けたので、目が合いそうでドキッとする。

そんなに長い時間ではなかったけど、穏やかなスウィートボイスに抱擁された感じがして、決して忘れることのない苗場の体験となった。もう7年経っていることになるが、今もあの時の光景が、ふとした瞬間に自然と頭に浮かんでくるほどだ。

2021年じゃないにしても、また苗場で彼女の歌声が聴ける日がくることを、コロナ禍の中で、改めてアタクシはコッソリ願うのだった。

畠山美由紀 | FUJIROCK EXPRESS ’13