天下無双的宿泊施設苗場プリンスの弱点【フジロックGO #0023】


前回、アタクシのフジロックの宿泊は宿派だと書いたが、実は、いわゆる定宿があるわけではない(ここ2年は、同じ宿にお世話になっているが)。宿を予約するときは、原則フジロックの公式サイトからオフィシャルツアーで申し込むのである。

というのも、一番の理由は、会場から最も近く、快適だと思われる苗場プリンスに泊まるには、この方法しかないから(ないですよね?)。特に、子どもたちと3日間参戦することを考えると、歩いて行き来でき、クーラー完備、部屋もちゃんとキレイ、朝食も用意されるのは、とっても魅力的。値段はかなり高いが、何とか当たってくれーと抽選に申し込むのだ。

結果、割とそれなりの確率で当選していて、3~4回泊まっている。最初から車中泊にした年や申し込み忘れもあるので、実際の当選確率も3割くらいあるのではないか。

さて、そんな天下無双的な宿泊施設苗場プリンスであるが、この数年間で結構大きな弱点を見つけてしまったと思っている。そう、それは、雨が降ったときのカッパやシューズの置き場所。直近の3年間、偶然にも乾燥室のある宿ばかりだったことから、今は重要な注目ポイントだ。

アタクシが苗場プリンスに泊まった年は、運よく強い雨が降らなかったので、特に気にならかったのだが、土砂降りの雨の後に宿に戻って、乾燥室があるとないとのとでは雲泥の差、天国と地獄なのである。「濡れモノを置く場所があるのか」「濡れモノはちゃんと翌日までに乾いてくれるのか」。こうした点は、それ以降のフジロック体験の楽しさまで大きく左右する。

残念ながら苗場プリンスだと置き場所がとても限られているし、濡れたモノをまとめて置いておくと、なかなか朝までには乾かないのである。そんなこともあり、今年は最初から苗場プリンスを諦めて、乾燥室があるあのお宿に、宿泊をお願いしようかななどと考えている。