今、PETROLZ(ペトロールズ)のアルバム「Renaissance」を聴いている。再生しているのはiPhoneだが、CDは正三角形型の紙ジャケットで、整理しにくいことこの上ない。でも音楽は、とっても気に入っている。ドライブ感というか、ラウンジ感というか、オートバイに乗ってゆったりと海岸線を流している感というか。
このペトロールズと出会ったのは、フジロックである。FUJIROCK EXPRESSの記事を見ると2015年のようだ。アタクシ的には、家族全員で苗場に行くようになる前年でソロ参加の年。多分、一人フラフラしていて、ホワイトステージを通りかかったのが、聴き始めたきっかけだったのではないか。そのときは、ボーカルとギターの長岡亮介さんが、東京事変の浮雲さんだとは知らずにいた。
最初は、正直そんなに興味が持てず、すぐに移動しようかなっと思っていたが、気づくと何とも心地よく、離れがたくなってしまった。キツすぎないけど、ユルすぎないビート感がよかったのだろう。
その後、ペトロールズはガソリンの意味かーなどと調べているうちに、結成10年目にしてリリースされたファーストアルバム「Renaissance」を見つけて購入する。何度も聴いて、完全に好きになった。今でも、このアルバムを聴くと、ホワイトステージの前で彼らを見ていた情景が、ぼんやりと浮かんでくる。