音楽好きが集まると、必ずと言ってヨイほど聞くのは「一番好きなアーティストは?」「一番好きなアルバムは?」という質問である。
記憶は定かではないが、学生の頃だったか、ロックが好きな人たちが集まって飲んだことがあった。大体全員が初対面だったので、好きなアーティスト、好きなアルバムの質問大会になっていたと記憶している。
その際、隣合わせたある同年代の男性に尋ねると、好きなアーティストはポール・ウェラー、中でも(その当時)一番好きなのは『ワイルド・ウッド』という答えだった。
アタクシは、もちろんポール・ウェラーを知っていたが、それほど注目していたわけではないし、特にソロになってからの動向は全く気にしていなかった。メジャー感のあるアーティストでもなかったので、ややビックリしてしまった。
それでも後日、彼の言に従って『ワイルド・ウッド』を購入した。早速聴いてみると確かに格好ヨイではないか。やはり大ヒットしそうな感じはしないものの、ロック好きならきっと受け入れられて、楽しめるアルバムなのである。
こうした偶然の出会いではあったが、ポール・ウェラーのこの頃のアルバムは長く聴き続けている。サウンド自体が持つ若々しさのおかげで、今だとちょっと眩しい音に聴こえるかもしれない。
それにしても、音楽は不思議だ。残念ながら、このアルバムを教えてくれた彼の名前や顔は全く覚えていない。それでもCDは目の前に残っていて、いつもアタクシに何らかの感情を思い出させてくれるのだから。
Wild Wood/Paul Weller(1993)
1. Sunflower
2. Can You Heal Us (Holy Man)
3. Wild Wood
4. All The Pictures On The Wall
5. Instrumental 1
6. Has My Fire Really Gone Out?
7. Instrumental 2
8. 5th Season
9. Country
10. The Weaver
11. Moon On Your Pyjamas
12. Shadow Of The Sun
13. Holy Man (Reprise)
「CD千本ノック」の一覧はコチラ
Apple Musicはコチラ
CDはコチラ
MP3ダウンロードはコチラ