「祗園精舎の鐘の声」なのかもしれない:Notorious/Duran Duran【CD千本ノック 0108本目】

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アタクシ自身、デュラン・デュランというと、初期の『リオ』や『セヴン&ザ・ラグド・タイガー』、ライブ盤の『アリーナ』なんかの印象は強い。きっとアルバム・セールスも、この辺りのCDが最もよかったのではないだろうか。

そのちょっと後にリリースされた『デュラン・デュラン(ザ・ウェディング・アルバム)』も、あまり目立たず、華々しさはないかもしれないが、結構な名盤だと思っている。

でも、アタクシ的にデュラン・デュランのアルバムというと、『ノトーリアス』が最初に思い付いてしまう。「ノ、ノ、ノトーリアス♪」という、リード・シングルでもある「ノトーリアス」の歌い出しが、頭にこびりついているからだ。

「ノトーリアス(notorious)」は、「悪名高い、名うての」といった意味。脱退したメンバーに対する揶揄を、この曲に込めたようである。当時のデュラン・デュランは、パワーステーションとアーケイディアに分かれて音楽活動をした後で、バンド内の関係性もバランスが崩れていたのだ。

ただ、曲自体はロックに、ダンスの要素も入ったある意味軽快なサウンドで、発売当時などこればかり聴いていた。もうちょっと正しく言えば、このアルバムを聴いて1曲目の「ノトーリアス」で大いに盛り上がり、その後の曲は、流して聴いていた(彼らには申し訳ないが)。なので、ほかの曲は記憶の彼方に行ってしまっていた。

改めてこのアルバムを聴くと、頭の中のイメージよりも小粒な作品に感じてしまった。「ノトーリアス」もそれなりに興奮できるものの、現在の音楽と比べてしまうと、かなりおとなしい音だったと感じる。聴き手であるアタクシも変化しているし、音楽シーンも様変わりしているので、諸行無常、盛者必衰なのかもしれない。

Notorious/Duran Duran(1986)
1. Notorious
2. American Science
3. Skin Trade
4. A Matter Of Feeling
5. Hold Me
6. Vertigo (Do The Demolition)
7. So Misled
8. Meet El Presidente
9. Winter Marches On
10. Proposition

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