「2020年フジロックのヘッドライナー予想」を勝手に伝聞する【フジロックGO #0024】


「FESTIVAL LIFE」というメディアがあるようで、たまたまWebサイトであちこちリンクをたどっていたら「【FUJI ROCK FESTIVAL ’20】コラムニスト&編集部が、2020年フジロックのヘッドライナーを勝手に予想!」という記事を見かけた。内容はタイトルに書かれた通り、今年のフジロックのヘッドライナー予測。ただ、予想というよりも、各著者の願望を並べたものと言えなくもない。

アタクシはここ3~4年、子連れフジロッカーとなってからは、子どもたちの寝る時間を優先したりして、ほとんどヘッドライナーを見ていない。なので、ヘッドライナーなんかどーでもヨイとも言えるのだが、ついちょっと気になって記事を読んでみた。

実際に候補となったアーティストは、Taylor Swift、Adele、Rage Against the Machine、などなど。このようにビッグネームが並んでいる中、冒頭に挙げられていたのは、何とPearl Jamだった。Pearl Jam好きのアタクシでも、正直かなり想定外な予想。初球から高めのインコースに配球されたようで驚いてしまった。

記事によれば、最後の来日は2003年(多分、この時横浜講演に行ったのではないかな)とのこと。もう15年以上日本に来ていないことも含めて、今年フジロックで見られたらとってもうれしい。たまたま見つけた予想だが、見事当たってほしいものだ。


天下無双的宿泊施設苗場プリンスの弱点【フジロックGO #0023】


前回、アタクシのフジロックの宿泊は宿派だと書いたが、実は、いわゆる定宿があるわけではない(ここ2年は、同じ宿にお世話になっているが)。宿を予約するときは、原則フジロックの公式サイトからオフィシャルツアーで申し込むのである。

というのも、一番の理由は、会場から最も近く、快適だと思われる苗場プリンスに泊まるには、この方法しかないから(ないですよね?)。特に、子どもたちと3日間参戦することを考えると、歩いて行き来でき、クーラー完備、部屋もちゃんとキレイ、朝食も用意されるのは、とっても魅力的。値段はかなり高いが、何とか当たってくれーと抽選に申し込むのだ。

結果、割とそれなりの確率で当選していて、3~4回泊まっている。最初から車中泊にした年や申し込み忘れもあるので、実際の当選確率も3割くらいあるのではないか。

さて、そんな天下無双的な宿泊施設苗場プリンスであるが、この数年間で結構大きな弱点を見つけてしまったと思っている。そう、それは、雨が降ったときのカッパやシューズの置き場所。直近の3年間、偶然にも乾燥室のある宿ばかりだったことから、今は重要な注目ポイントだ。

アタクシが苗場プリンスに泊まった年は、運よく強い雨が降らなかったので、特に気にならかったのだが、土砂降りの雨の後に宿に戻って、乾燥室があるとないとのとでは雲泥の差、天国と地獄なのである。「濡れモノを置く場所があるのか」「濡れモノはちゃんと翌日までに乾いてくれるのか」。こうした点は、それ以降のフジロック体験の楽しさまで大きく左右する。

残念ながら苗場プリンスだと置き場所がとても限られているし、濡れたモノをまとめて置いておくと、なかなか朝までには乾かないのである。そんなこともあり、今年は最初から苗場プリンスを諦めて、乾燥室があるあのお宿に、宿泊をお願いしようかななどと考えている。

 


キャンプか宿か、それが問題だ【フジロックGO #0022】


「フジロックに毎年行ってまして」と、アタクシが話すと、大体の方から「やっぱりキャンプですか」と聞かれる。かなり多くの方の頭の中に、「フジロッカー=キャンパー」という等式が成り立っているようだ。

ただ、アタクシ自身でいうと、キャンプ泊は2~3回やってから、今は完全に宿派になっている。キャンプにはキャンプで、「宿泊費用が抑えられる」「会場から歩いて戻れる」「何かと自由度が高い」など、メリットもあるのだが、デメリットも少なくない。

まず気になったのが、場所は早いもん勝ちであること、少し出遅れると、かなりの奥地や斜面、凸凹な所など、地味に宿泊地としての条件が悪くなる。木曜日の前夜祭、しかも昼くらいまでに苗場に着かないと、ヨイ場所は確保できないように思う。

そして、個人的に決定的だったのが、テントを張る場所だけでなく、お隣さんを選べないこと。それは宿でも同様ではあるが、アタクシは一度、夜中にずっと太鼓を叩かれてしまった経験があるのだ。1日中ライブを楽しんで、テントに戻って来て、「よし、明日のために寝るかー」と寝袋に入ったら、しばらくして盛り上がった人がボンゴ、ボンゴやり始めた。これで眠れなくなって、「ああ、来年からは、必ず宿にしよう」と小さく決心したのである。

もちろん「音が気になって眠れないので、太鼓やめてください」と言えないわけではないのだが、何だかそれはフジロックぽくないと感じたし、自分勝手とはいえ他人の盛り上がりに水を差したくないという思いもあった。

そんなこともあって、今は多少遠くても宿を確保している。眠れなくなるほど、周囲の人がうるさくて困ることはないので、この判断はよかったのではないだろうか。


ライブ欲求だけでなく体力の温存を【フジロックGO #0021】


風邪をぶり返してしまい、本日は仕事を休んでしまった。やはり日々の体調管理は重要。それはフジロックにおいても同じだろう。「今宵、その夜」に合わせて、体調を整えておくことはもちろん大切であるが、当日の自己管理も欠かせないと思っている。

フジロックに参加し始めたころは、どうしても聞いてみたいアーティストも多く、また同じ3日間ならできるだけ多くのライブを見たいと思い、かなり過密スケジュールを組んでいた。入場ゲートで配られるスケージュールを、何度も確認しては、見る順番を決め、見逃しや漏れがないかを細かく確認していた。

しかし、実際にそれをやっていると、何というかスケジュール優先になって、ライブが盛り上がっていても次のために移動しなければならなかったり、ちょっとした計画の破綻や渋滞にイライラしたりと、色々な意味で楽しみづらくなった。また、一番大きかったのが、詰め込み過ぎて1日でヘトヘトになってしまうことだ。1日目はいざ知らず、2日目以降ライブ中も眠くて仕方ないなんてこともあった。

年々、歳を取っていることも考えると、ライブ見たいという欲求だけでなく、気力や体力の温存、ペース配分もちゃんと考えておく必要があるだろう。フジロックでは、誰、何を見るかだけでなく、どんな状態で見るかも重大な要素になるのだから。


風邪薬のありか【フジロックGO #0020】


自分が風邪をひいているからというわけではないが、フジロック会場の苗場で風邪にかかってしまった場合、どうしたらヨイのだろうか。

インターネットでざっと調べてみたが、あまり有効な検索結果は見つからなかった。なので、アタクシのうろ覚えで話しをすると、風邪薬は救護テントに行けばもらえるはずだ。もう10年以上前であるが、カッパをあまり着ない友人が、確かもらいに行ったような記憶がある(かなり不鮮明)。カッパ着ないままビショビショになって、うー寒いみたいになったのだ。

また、売店各所でも売っていたように思う。特に場内1の入り口近く(以前だとチケット交換所のあたり)のプリンスホテル売店や、その近辺に出店する(出店していない年もあるかもしれない)日用品売り場にも置いていたのではないか。

ただ、実際にフジロックに毎回参加するフジロッカーにとっては、「自分のことは自分で」の精神があるから、結構最初から携帯していると思っている。最近アタクシは、子連れで参加するようになりこどもの荷物も増えて、やや薬の常備はおざなりになっているが、それでも車に取りに戻ったら風邪薬はある状態。もちろん、オレンジコートとかまで行って、駐車場まで戻るのはかなりしんどいので、ちゃんと持ち歩いておくのベストだろう。


対象から身を引くから敬意や愛情が感じられる【フジロックGO #0019】


週末に風邪をひいて、ずっと寝て過ごしたのだが、今も頭がボーっとしている。薬が切れると、熱っぽくなってくるようだ。なので、このブログにどんなことを書こうか、上手く頭が働かない。やや急場しのぎではあるが、先日見つけたフジロック、日高さんの取材記事を紹介したい。

◎日高正博・プロモーター――日本のフェスはどこまでも面白くなる – 吉永みち子

真夏の越後湯沢駅に人があふれていた。行き先は、峠を越えた苗場スキー場で行われるフジロックフェスティバル会場。大渋滞の山道を車で1時間弱走って辿り着いた大自然の中、色とりどりのテントがひしめき、風に乗って重低音が響いてくる。日本最大級のロックフェス「フジロック」には今年、前夜祭を含めた3日間で13万人以上がやってきた。23回という歴史を重ねてなお、年々来場者が増えている。

吉永みち子さん、検索で調べたらテレビのコメンテーターとかやっている方だった。コメンテーターとしては、正直好きではなかったけど、この文章はエモーショナルだし、何というか筆者自身の視点で構成されていて、フジロックや日高さんの知らなかった面が表現されていて、とても興味深く読んだ。

ちょっと取材対象から身を引いた、第三者的な書き口が、気持ちよかった。宣伝でも何でもない。それでも、話しを聞いた人に対する敬意や愛情が感じられたからだろう。


改めて気づかされる各アクトのレベルの高さ【フジロックGO #0018】


2020年の元日に、フジロック2019の完全版の再放送があった。2019年の9月か10月くらいに初回の放送があったのだと思うが、仕事に追われて見逃していた。ここ何年か家族全員で参加しているので、苗場に行ってもライブはほとんど見られず、フジテレビNEXTで放映されるこの完全版の録画(録画してもそれほどちゃんと見られていない…)が、秋のルーティンになっている。ちょっと仕事にかまけていて、重要なルーティングおろそかになっていたのだ。

その録画のため、フジテレビNEXTを改めて契約した(チャンネル追加)。フジロック2019の完全版は無事録画でき、ブルーレイに保存し直して一件落着となるはずだったが、番組名で録画を選択したせいか、その後フジロック以外のフェス映像が録画され始めた。最近はそれを、チョコチョコと見ている。アタクシも全く知らず、よくわからない「〇〇フェス」も多いのだが。

そこで感じるのが、改めでライブコンサートとしてのフジロックのレベルの高さ。当然、好き嫌いもあるので一概には言えないが、フジロックのライブは外れが少ないなーということに再度気づかされた。日高大将の選球眼がヨイのか、現場の方の仕事ができるのかはわからないがけれども。こうして、他のロックフェスを見ながらも、フジロックを思い出すアタクシでした。


チケット購入が新年幕開けの恒例行事【フジロックGO #0017】


例年、年が明けると、フジロックのチケットが販売される。2019年のメールなんかも確認してみると、1月10日付のメールで既に発売の告知がなされていた。2020年はいつもより1カ月ほど開催時期が遅いので、来月にならないと発売にならないのかもしれない。

今現在のサイトでも、「フジロック、変わります。」とだけ言って、どう変わるのかもわからないし、チケットの発売時期も明かされぬままである。だから、ちょっと気をもんでいる。アタクシとしては、少なくとも、発売時期は明確にしてほしい。

毎年、欠かさず通っているフジロックではあるが、お恥ずかしいことに発売開始を見過ごし、慌てて申し込んだ経験が少なくない。苗場に行くんだったら、事前準備が重要だと思うし、申し込みが遅いと早割も利用できない。もちろん、駐車場も遠くになってしまう。開催の半年以上前に、まとまった出費が負担になるとはいえ、年明け早々のチケット購入は、実はメリットが多いし、何というか新年の幕開けにふさわしい恒例行事になっていた。何より、ホッとするのだ。


「SMASH friends」へのお誘ひ【フジロックGO #0016】


アタクシはフジロックを主催するスマッシュの会員制度「SMASH friends」に登録している(詳しくはコチラを確認してほしい⇒ https://www.smash-jpn.com/friends/ )。知っている方も多いと思うので、それほど貴重な情報ではないだろうが、入会金が1000円、年会費が5000円で、スマッシュの公演チケットが一般より早く申し込みができるのが主な特典である。

フジロックに関して言えば、年明け早々に発売される早割チケットを確実にゲットできるので、ここ5年くらい継続的に利用している。チケットを取らないと、諸々準備が滞りがちになるので、その対策にもなる。また、早割の時期に駐車場も申し込むと、「駐車場のススメ【フジロックGO #0013】」でも話したように、確実に場内1が獲得でき、毎回車で参加するアタクシはとっても重宝している。もしまだ登録していないフジロッカー同志の方は、申し込みを検討されてはどうだろう(アタクシはアフェリエイターではない)。


非日常のミュージックシャワー【フジロックGO #0015】


ちょっとうっかりしていて、今日は23時近くになるまで、フジロックについて考えるのを忘れていた。というより、このブログ「フジロックGO」のネタに、思いを巡らせなかったという方が正確だろうか。

社会人として普通に仕事に追われていると、あの苗場の夏の思い出が、丸一日心から消え去ってしまっても仕方ないと思う。毎日、一度はフジロックのことを考えようと思って、ブログを始めたのではあるが…。

一方で、フジロックの魅力の一つが、自分の普段の生活や仕事から物理的にも遠く離れ、自然の中で、アーティストのアクトにある意味一対一のように向き合えることだ、とアタクシは考えている。もちろん、周りにフジロッカーが大勢いるし、ステージ上のアーティストがアタクシを見ているわけでもない。

しかし、そこには何とも濃密な時間があるのだ。アタクシにとってはこれが忘れがたく、毎年通ってしまっている。一言で言ってしまうと、「非日常のミュージックシャワー」。それはiPhoneに4万曲詰め込んて、一日中音楽を聞いていても、あり得ない体験なのだ。