「FUJI ROCK FESTIVAL ’18 完全版」2日目感想文(1)【フジロックGO #0268】


うっかりしているうちに、「FUJI ROCK FESTIVAL ’18 完全版」1日目感想文(8)【フジロックGO #0181】を投稿してから3カ月が経ってしまっていた。特に強い理由はないのだが、そろそろ2日目を見始めたいと思う。

さて、「FUJI ROCK FESTIVAL ’18 完全版」の2日目であるが、アタクシが観られたのはeastern youthとOLEDICKFOGGYである。eastern youthは、2曲演奏しているが、そのうちの1曲は偶然にも(?)「夏の日の午後」であった。彼らはやはり、エバーグリーンな音楽を鳴らしてくれていて、20年以上変わらない「夏の日の午後」の切なさ【フジロックGO #0260】に書いた通り、切なさ満載なライブであったと思う。

OLEDICKFOGGYに関しては、初めて観るバンドだし、”ROOKIE A GO-GO”から10年振りのようだたったけど、少しダレたアクトに見えなくもないなと思ってしまった。あんまりフジロックのライブでネガティブな感情をいだくことはないのだけど、ちょっと物足りなさを感じただろうか。ファンの方、ゴメンナサイ。


ああ、やっぱり苗場に居合わせたい【フジロックGO #0267】


気づけば「FUJI ROCK FESTIVAL’20 LIVE ON YOUTUBE」の開催から1カ月が経った。YouTubeによる動画配信だから、当然生の迫力には勝てないものの、過去のライブ映像からの選りすぐりということもあってか、アタクシの心中は結構盛り上がった。その時は、ちゃんと苗場に行った気にもなり、無料でイベントを開催してくれたスマッシュに、とっても感謝している。

しかし、1カ月も経つと、毎日のようにフジロックに関する投稿をしているアタクシでも、やや「#キープオンフジロック」が難しくなっていると感じる。いつものアフターフジロックなら、大量の洗濯に始まり、諸々の片付けに励んだり、気になったアーティストをチョコチョコ調べたり、何だかんだと残務があったけど、今回はそんな余韻もないから、余計にフジロック気分をキープし続けづらいのだ。

「やはりUX(ユーザーエクスペリエンス)は大事だよねー」と、横文字のマーケティング用語を振りかざすつもりはないけど、体験の薄い情報だけだと、なかなかアタクシ自身の中で感情が共鳴しないのかもしれない。

2005年のフジロック、フィールド・オブ・ヘブンのトリ。ザンザン降りの雨の中で観たRyan Adams(ライアン・アダムス)は、今でも覚えている。苗場でも過去一二を争うような雨が、本当にひどかったのもあるけど、そんな豪雨の中にたたずむ聴衆を尻目に、プリプリ荒れているライアンに笑ってしまったからだ。

厳しく言えば、プロのアーティストとしては失格かもしれないけど、気に食わないことがあるからと、ハチャメチャなライブをしていた彼を目の前にして、人間らしさを感じた。体験というと少し大げさだが、その場に居合わせた感覚があれば、それは記憶や感情として、ずっと残り続けるのかもしれない。


Webを牛耳るビッグ・ブラザーが忖度している?【フジロックGO #0266】


Web業界で仕事をしているアタクシにとって、Google(グーグル)というのは絶対王者で、無双状態にいると思う。特に「検索エンジン最適化」と訳されるSEO(Search Engine Optimization)界隈においては、「グーグルの評価」「グーグルの意向」といった言葉がよく聞かれ、Webを牛耳るビッグ・ブラザー的な扱いなのである。どんだけ忖度しとるんじゃーという感じ。

そんなグーグル君で「フジロック」と検索したところ、「フジロック」と検索する人が一番知りたいこと【フジロックGO #0067】にも書いた通り、「開始:2021年8月20日金曜日」「終了:8月22日日曜日」と開催予定日がページのトップに来た。画像をキャプチャーしたので、合わせて掲載しておく。

ここで、イベント名をよく見ると「FUJI ROCK FESTIVAL’20」となっているではないか。これは、Googleの検索結果とサッカーTシャツの配送予定【フジロックGO #0177】に書いた、「開催中止」という表記は間違いであることと、対極にある事象なのだ。2020年のフジロックは中止ではなく、2021年に開催を延期されたという事実を、適切に表現しているのだから。

単純に誰かが「フィードバック」を送っただけなのかもしれないが、あのグーグル君がフジロックやフジロッカーに忖度してくれて、正確な表現を用いているみたいで、ニンマリしてしまうのだった。


2019年、toe「グッドバイ」のライブ映像を観て【フジロックGO #0265】


「FUJI ROCK FESTIVAL Official YouTube チャンネル」で、toe(トー)の「グッドバイ」を観た。2019年の映像ということだから、アタクシも現地で観ているはずだ。

というか、アタクシ家は家族全員で苗場に行っているので、子どもたちの行動に合わせるとほとんどライブは観られず、キッズランドとかに張り付いている感じで、運よく2019年唯一最初から最後まで観られたアーティストである。

toeといえば、インストゥルメンタルバンドだと思っていたので、ボーカルやコーラスがあって、ちょっとびっくりした記憶がある(正直、何歌っているのかは、よくわからないけど)。

アタクシのInstagramには、こんな感じの投稿をしていた。

 

この投稿をInstagramで見る

 

令和元年7月28日、19時53分。ピロ&チャーは、キッズランドで盛り上がっているので、アタクシだけフィールドオブヘブンに移動して、toeを最初から最後まで。 特に初めの二曲の高揚感が凄くて、理由はよく分からないが、自分はもっと強く生きなければならないと思わされた。 こんな、偶発的とも言えるアーティストとのコミュニケーションが生まれるのが、フジロックのヨイところ。最後の最後だったけど、今年も来た甲斐があった。 #fujirockfestival #frf #fujirock #fujirock2019 #フジロック #フジロック2019

羽生和彦(Kazuhiko Hanyu)(@kazuhiq)がシェアした投稿 –

自分が観たライブを復習できるのは、体験の仕方や時期が変わると、何というか捉え方や感じ方が変わるので、面白いよね。そうした瞬間瞬間を反芻するのも、音楽の楽しみ方のように思う。


フジロックの情景を撮り続けている写真家みやちとーるさんの写真展【フジロックGO #0264】


fujirockers.orgのツイートで、みやちとーるPhoto Exhibition 『Thank you fujirockers!!! Vol.13 ~Keep on fuji rockin’~』という写真展があるのを知った。写真家のみやちとーるさんは、フジロックの情景を撮り続けているそうだ。

会期は、2020年9月14日(月)から9月22日(火)までと、ちょうど4連休中にも開催していることもあり、ぜひ行ってみようとあれこれ確認したら、場所は大阪とのこと。うーん、無念ではあるが、これは断念せざるを得ない。残念ついでにTwitterのアカウント(@sutekifactory)をフォローして、気を紛らわすのだった。


初めて知った「フジロック・コレクション」について【フジロックGO #0263】


「フジロック・コレクション(フジコレ)」というプロジェクト(?)があるのを、今年初めて知った。あくまで初心者の理解であるが、「フジロックに賛同するデザイナーにファッション商品を開発してもらい、その販売や収益を通じてフジロックや音楽業界を活性化させよう」ということらしい。

「fujirockcollection.jp」というサイトもあるようで、その中の「About:Fuji Rock Colleciton」の説明を引用するとこんな感じである。

フジロック・コレクションとは
これまで数々の挑戦を続けてきたフジロック・フェスティバルが、2005年に新たなるプロジェクトとして、立ち上げた「フジロック・コレクション」
「音楽や自然を介して、お互いが人間として触れ合い、助け合い、愛し合える・・・、というフジロックならではの魅力を、”ファッション”というプロダクトを通してメッセージを表現していく」
このコンセプトの下に、賛同・共感してもらえるデザイナー/クリエイターとともに、展開をしてきました。
「もっと一緒になにかを伝えたい」
こんな発想からスタートしたフジコレ、今年も新たなデザイナーを迎え、展開します。
フジコレは、年間を通じて、フジロックスタイルでの ”ファッション ⇔ 音楽のクロスオーバー” を目指していきます!

ちなみに、今フジロックフェスティバル公式ショップ「GAN-BAN/岩盤」では、過去のフジコレの商品などをまとめて、販売しているようだ。2020年のものとか、結構気になっていたのだが、すぐにSOLD OUTになって諦めていた。だが、買えるかもとなると、やや色めき立ってしまう。一度、現物を見に行くだけはしようかしら。


“おれなりのフジロック”の記録で、人気ない苗場を予習【フジロックGO #0262】


音楽ナタリーで「フジロック(が開催されなかった)会場レポート」という記事を読んだ。括弧がついているものの「開催されなかった」というくらいだから、なかなかに哀愁の漂う内容である。本人氏による“おれなりのフジロック”の記録だということだ。

相変わらず酷暑の8月15日当日、都内から関越道に乗って群馬・月夜野インターチェンジで降り、国道17号線で苗場へと向かう。三国トンネルを抜けてすぐ目に入る新潟県の電光掲示板の気温表示を見て「都会よりひと回り涼しいね」などとはしゃぐが、この日は「新潟県からコロナ対策のお願い:新しい生活様式の徹底を」というシリアスな注意喚起が出ており、緊張感を覚える。

この冒頭にあった三国トンネルを抜けた辺りの感覚は、車で苗場に行くフジロッカーならではで、いきなり共感する感じであった。そして、記事全体に写真がたくさん掲載されており、とにかく人がいないし、何もない(フジロックが開催されないので、当たり前ではあるが)。

苗場プリンスの宿泊客や従業員、苗場に来ていたフジロッカーの記述もあるが、何だか人気がなく、淡々とし静かな感じばかりが伝わってくる。10月になったら苗場に行こうと思っているので、ヨイ予習になったのかもしれない。


ライジン初心者によるフジロックと似ていること、違っていること【フジロックGO #0261】


スペースシャワーTVの「FUJI ROCK FESTIVAL 歴代出演アーティスト特集」を観る【フジロックGO #0223】にも書いた通り、現在スペースシャワーTVを契約している。そのため、偶然もあって、RISING SUN ROCK FESTIVAL(ライジングサンロックフェスティバル)をフィーチャーした番組をいくつか観る機会があった。

アタクシ、フジロックはずっと皆勤であるが、RISING SUN ROCK FESTIVALやROCK IN JAPAN FESTIVALは参加したことがない。ロック好きとしては、やや恥ずかしい。

そんなわけで、映像ではあるが、ライジンのライブや雰囲気を、今回初体験した。ふーん、こんな感じなのか。やや勝手な想像かもしれないけど、キャンプをしている人も多く、フジロックと似た客層だと感じた。

一方で、フジロックとは違うなーと思ったのは、出演するのが国内アーティストばかりということもあって、馴染みのファン中心のフェスなのかなということ。ある程度、観るアーティストは決め打ちで、聴衆は基本的にファンなのだろうという印象を持った。

もちろんこれは、決して悪いことではないのだけど、フジロックの場合、観たいアーティストのライブが体験できるだけでなく、知らないアーティストも多数で、偶然の楽しい出会いが勃発しやすいのが魅力だと思っている。

アーティストのファンだから観よう、聴こうというよりも、ロックが好きで何となく苗場に来たら、ヨイ音楽が流れているので、立ち止まって聴いてしまったという感じだろうか。当然、すべてのフジロッカーがこうではないだろうけど、少なくともアタクシは、そんな風に10年以上フジロックに参加しているのだった。


20年以上変わらない「夏の日の午後」の切なさ【フジロックGO #0260】


やっぱり「FUJI ROCK FESTIVAL Official YouTube チャンネル」にアクセスしてしまった。割と遅くまで残業していたので、アタクシ自身への小さなご褒美なのだ。とは言え、聴くのは、まあ1曲だけにしておこう。

そんなわけで、今現在配信されている中から、少し悩んで選んだのが、eastern youthの「夏の日の午後」だ。視聴回数9万回と、配信中の中で図抜けて多かった。自分の好きな曲が、みんなからも愛されているのは、素直にうれしいものである。みんなー、ヨイ曲だよね。

アタクシのライブラリーにも、この曲は入っているはずだと、iTunesを確認してみると、あった、あった。画像化してみると、こんな感じである。

実はeastern youthのCDアルバム、これ以外にもう3~4枚持っていたのであるが、一度断捨離した(確か1500枚あったCDを500枚くらいにした)際に、処分してしまったのだが、この「旅路ニ季節ガ燃エ落チル」だけは捨てられず、今も持ち続け、聴き続けている(最後に聴いたのも、今年の3月だし)。

追加日から考え、どんなに短くても15年以上、ずっと手元に置いていたアルバムだ。発売からも20年以上経っているので、時間の経過はとても長く、一言で言えばかなり古い曲である。それなのに、今聴いても全然古びていないし、切なさの純度が1000%ではないだろうか。もう昔から、見た目は今みたいに武骨な感じではあるが、音楽性含め、エバーグリーンを地で行くバンドだと思う。


「FUJI ROCK FESTIVAL Official YouTube チャンネル」で動画配信が始まっていた【フジロックGO #0259】


ぼんやりとWebを見ながら検索していたら、改めて「FUJI ROCK FESTIVAL Official YouTube チャンネル」にたどり着いた。2020年8月21日から23日に、「FUJI ROCK FESTIVAL’20 LIVE ON YOUTUBE」を実施したチャンネルである。

今回アクセスしてみたら、「FRF LIVE PERFORMANCE」などと題して、おうちフジロック時に配信されたライブ映像を、アーティストごとに分けて期間限定で配信しているようだ。期間の期限がよくわからないけど…。

早速、T字路sの「泪橋(FUJI ROCK’17)」を観てみた。いやあ、実にヨイねえ。FUJI ROCK FESTIVAL’20 LIVE ON YOUTUBEの時の盛り上がりが再びやってきて、とっても楽しい。

おうちフジロックの直後に、FUJI ROCK FESTIVAL Official YouTube チャンネルにアクセスしたら、何もなくなっていたので、完全にノーマックだった。でもこれで、しばらくは浮かれた夜を過ごせると思う。