「カインとアベル」「神奈備」など【「1日1ページ教養シリーズ」を毎日読む#021】


第3週第7日(日)
■1日1ページ、読むだけで身につく世界の教養365
21 宗教:カインとアベル
カインとアベルは、アダムとイブの一番目と二番目の息子。兄カインは土地を耕す者になり、弟アベルは羊を飼う者になった。ある日、神が二人に捧げ物をするように命じたことから、カインは嫉妬でアベルを殺してしまう。それを知った神は、罰としてカインを呪い、また殺されないように印をつけたという。

■1日1ページ、読むだけで身につく世界の教養365【人物編】
21 伝道者・預言者:ゾロアスター
ゾロアスターが創始したゾロアスター教は、2000年以上にわたり、現在のイランとインドにおよぶ広範な地域で信奉された宗教。ゾロアスター教では、究極的な魂の審判者である最高神アフラ・まずだーを信奉し、来世の存在を信じる。死後の世界では、善人と悪人が区別されるという来世観である。

■1日1ページ、読むだけで身につく世界の教養365【現代編】
21 大衆文化:『ちびっこギャング』
アメリカの映画監督ハル・ローチが生み出した子供向け短編シリーズ『ちびっこギャング』は、1922年に初登場し、その後、数十年にわたって映画館やテレビで人々を楽しませた。ローチは出演者として、白人と黒人の両方を起用するなど、当時としては非常に革新的だった。

■1日1ページ、読むだけで身につくからだの教養365
21 医学の歴史:穿頭術 古代インカの脳外科手術
紀元1000年にさかのぼる、古代インカ人の頭蓋骨において、頭部外傷を治療するための手術を受けていた証拠が示された。具体的には、頭蓋骨のごく一部が穿頭術(また穿孔術)と呼ばれる方法によって、除去されていたのである。頭蓋骨に穴を開け、余分な液体を排除しようとしたようだ。

■1日1ページ、読むだけで身につく日本の教養365
21 哲学・思想:神奈備
神奈備とは神が宿る場所、物の意とされるが、主に神が住むとされる山を指す。奈良の三輪山(御諸山)が代表例で、きれいな円錐形をした成層火山(コニーデ)であることが多い。

■1日1ページ、読むだけで身につく日本の教養365【歴史編】
21 文化・芸術:青銅製祭器
本格的に青銅が渡来したのは、鉄とほぼ同時の弥生時代だったと考えられる。鉄より錆びにくい青銅は、長期間輝きが保たれるため、祭祀具に最適であった。青銅器の呪具として、謎が多いのが銅鐸だ。後期になるほど、大型化している。


「プラトン」「節分」など【「1日1ページ教養シリーズ」を毎日読む#020】


第3週第6日(土)
■1日1ページ、読むだけで身につく世界の教養365
20 哲学:プラトン
プラトン(紀元前427頃~前347)の哲学的著作は対話篇と呼ばれ、二人以上の人物が議論する形式だ。プラトン哲学で有名なのがイデア論。イデアとは抽象的、非物質的なもので、現実世界の事物はイデアを模倣しているとした。また、人が何かを知るとは、魂が肉体に宿る前にしっていたことを想起する(思い出す)という想起説を唱えた。

■1日1ページ、読むだけで身につく世界の教養365【人物編】
20 反逆者・改革者:ルキウス・ユニウス・ブルートゥース
ルキウス・ユニウス・ブルートゥースは、ローマの王政を崩壊させ、共和制ローマを樹立。ローマの主権を、代表者会議である元老院に委ねた。共和制ローマは、のちにアメリカ合衆国憲法の手本となった。共和制の樹立は、ルクレティアの凌辱という個人的な復讐がきっかけである。

■1日1ページ、読むだけで身につく世界の教養365【現代編】
20 スポーツ:ジム・ソープ
ジム・ソープ(1888~1953)は、アメリカにおける究極のスポーツ万能選手。大学時代は11の異なるスポーツで優秀選手に選ばれ、野球とアメリカンフットボールのプロ選手として活躍した。1912年には、ストックホルム・オリンピックの五種競技と十種競技(世界記録)で金メダルを獲得した。

■1日1ページ、読むだけで身につくからだの教養365
20 ライフスタイルと予防医学:炭水化物
炭水化物は、タンパク質、脂質とともに3大栄養素の一つ。体内での消化スピードによって、速く消化される単純糖質と、健康に良く消化に時間のかかる複合糖質に分かれる。炭酸飲料、キャンディー、ケーキなどは、悪玉炭水化物と呼ばれることもある。

■1日1ページ、読むだけで身につく日本の教養365
20 伝統・文化:節分
節分は元々読経を行ったり、物忌み(静かに家にこもる)をしたりする日だった。現在は、立春の前日である2月3日を節分と呼ぶ。節分の日に豆まきをするのは、悪魔のような鬼の目(魔目)をめがけて豆を投げれば、「魔滅」、魔が減るからだと言われている。

■1日1ページ、読むだけで身につく日本の教養365【歴史編】
20 人物:卑弥呼
『三国志』の「魏書東夷伝倭人条」(魏志倭人伝)や後漢書の「東夷列伝」に記述のある女王が卑弥呼である。魏の明帝(202?~239)から、「親魏倭王」の名と紫の組み紐、金印、百枚の銅鏡を賜った。


「シオニズム」「高松塚古墳壁画、キトラ古墳壁画」など【「1日1ページ教養シリーズ」を毎日読む#019】


第3週第5日(金)
■1日1ページ、読むだけで身につく世界の教養365
19 音楽:和声(ハーモニー)
和声とは、二つ以上の異なる高さの音を同時に響かせたもの。中世の作曲家たちは、響く感じのする4度(ドとファ、レとソなど)や5度を好んで使った。ルネサンス期になると、三和音が和声の基本となった。何度の音程を組み合わせてっ和音を作るかによって、長調や短調になるかが決まる。

■1日1ページ、読むだけで身につく世界の教養365【人物編】
19 文筆家・芸術家:アイスキュロス
ギリシア悲劇を確立したアイスキュロス(前525頃~前455頃)は、作品が現存する最古の劇作家のひとり。その作品に最古の劇『ペルシア人』や『アガメムノン』などがある。『ペルシア人』では、勝利を収めたギリシア側ではなく、ペルシア人の視点から戦いを語っている。

■1日1ページ、読むだけで身につく世界の教養365【現代編】
19 思想と社会:シオニズム
ハンガリー系ユダヤ人テオドール・ヘルツル(1860~1904)は、近代シオニズム運動を創始することになった。シオニズム運動は、ユダヤ人には祖国が必要で、早急に手に入れるための活動である。1897年、バーゼル綱領を採択し、「パレスチナにユダヤ人の故国を設立する」ことに合意し、世界シオニスト機構(WZO)を設立した。

■1日1ページ、読むだけで身につくからだの教養365
19 性徴と生殖:卵巣
卵巣はおよそクルミくらいの大きさで、真珠色をした2つの組織の塊であり、女性の生殖器系において中心的な役割を果たす。卵子を収めるだけでなく、女性ホルモンのエストロゲンやプロゲステロンを分泌。排卵や月経を調整するだけでなく、骨、心臓、乳腺、皮膚、膣の健康維持を助けている。

■1日1ページ、読むだけで身につく日本の教養365
19 芸術:高松塚古墳壁画、キトラ古墳壁画
1972年3月21日、奈良県明日香村の高松塚古墳において、「飛鳥美人」とも呼ばれる男女群像の極彩色の壁画が見つかった。彩色の壁画は日本初だった。また、1983年11月には同じ明日香村のキトラ古墳でも彩色された壁画が見つかる。こちらは、獣の頭と人間の身体を合わせた獣頭人身十二支像が描かれていた。

■1日1ページ、読むだけで身につく日本の教養365【歴史編】
19 暮らし・信仰:環濠集落
弥生時代に水稲農耕が始まると戦乱が始まり、それに備えて防備を固めたが、そのひとつが環濠である。環濠とは、集落や周囲をめぐらせた水路のこと。濠は「ほり」と読むが、堀との違いは、人工で掘った「堀」に対して、河川などを利用したものを「濠」と呼ぶのである。


「チャーリー・チャップリン」「頸動脈」など【「1日1ページ教養シリーズ」を毎日読む#018】


第3週第4日(木)
■1日1ページ、読むだけで身につく世界の教養365
18 科学:太陽系
太陽系には、水星、金星、地球、火星という4つの地球型惑星と木星、土星、天王星、海王星という4つの巨大ガス惑星で構成される。非常に冷たい冥王星は、2006年に天文学者によって、順惑星に分類変更されている。

■1日1ページ、読むだけで身につく世界の教養365【人物編】
18 悪人:コリオラヌス
ガイウス・マルキウス・コリオラヌスは、共和制ローマ期の将軍。実在したどうか定かではないが、ウォルスキ族との戦いで勝利を収めたが、国の人々から支持されず、後に裏切った。それを題材として、シェイクスピアは悲劇『コリオレイナス』を書いた。

■1日1ページ、読むだけで身につく世界の教養365【現代編】
18 映画:チャーリー・チャップリン
チャップリン(1889~1977)はロンドン生まれ、1913年からサイレント映画の俳優としてキャリアを始めた。チョビひげに、山高帽をかぶり、だぶだぶのズボンとぶかぶかの靴を履き、ステッキを振り回しながらがに股で歩く。代表的な作品は、『キッド』(1921年)、『黄金狂時代』(1925年)、『街の灯』(1931年)、『モダン・タイムス』(1936年)、『独裁者』(1940年)など。

■1日1ページ、読むだけで身につくからだの教養365
18 こころ:頸動脈
頸動脈は2本の大血管であり、血液を顔面と脳に送りだしている。頸動脈が死亡やコレステロールの堆積(アテローム性動脈硬化あるいはプラークと呼ばれる)によって詰まると、脳の機能や視覚が影響を受けたり、脳卒中を起こすことがある。

■1日1ページ、読むだけで身につく日本の教養365
18 科学・技術:鍛冶
日本において、鉄の生産や精錬が始まった時期は諸説あるが、弥生時代後期から末期(3世紀~3世紀後半)が有力。日本独自の技術「たたら製鉄」があるが、江戸時代に完成の域に達すると、大規模な鍛冶工房ができ、明示中盤まで日本の鉄需要の大部分を供給した。

■1日1ページ、読むだけで身につく日本の教養365【歴史編】
18 経済:水稲農耕
稲の原産地は揚子江流域と考えられており、そこから日本にもたらされた。水稲農耕は、前年の種籾をまいて苗代を作り、苗が育てば水田に植える。水が不可欠で、水量はしっかりと管理される。連作できる稲は生産性が高いことも、定着した理由だろう。


「パルテノン神殿」「日本書紀」など【「1日1ページ教養シリーズ」を毎日読む#017】


第3週第3日(水)
■1日1ページ、読むだけで身につく世界の教養365
17 視覚芸術:パルテノン神殿
パルテノン神殿は、政治家ペリクレスの命により、ペルシア軍にギリシア軍の勝利を記念して紀元前447年から前432年に建設された。その建築は、ドーリア式とイオニア式が組み合わせており、資格補正と言って、形をゆがめることで、建物が美し見える技も使われている。

■1日1ページ、読むだけで身につく世界の教養365【人物編】
17 革新者:ヒッポクラテス
古代ギリシアでは、疾病は神による罰であると解釈されており、治療には祈祷や神へのいけにえなどが使われた。しかしヒッポクラテスは、疾患には自然の原因があり、食事を変えたり薬を使ったりすることで治療できると考えた。また、「ヒッポクラテスの誓い」が含まれる『ヒッポクラテス全集』を書いたとされる。

■1日1ページ、読むだけで身につく世界の教養365【現代編】
17 音楽:アルノルト・シェーンベルク
オーストリアの作曲家アルノルト・シェーンベルク(1874~1951)は、無調という概念の普及に貢献した。無調とは、クラシック音楽で従来の和声を排して不協和音を組み合わせる革命的なスタイルである。彼は「不協和の解放」と呼び、協和音と不協和音の違いを取り払った。

■1日1ページ、読むだけで身につくからだの教養365
17 薬と代替療法:アスピリン
1899年、バイエル社は筋肉や関節の痛み、頭痛を軽減し、解熱作用のある新薬アスピリンを市販した。アスピリンはアセチルサリチル酸という化合物で、サリチル酸同様の作用をもちながら、胃にずっとやさしかったのだ。

■1日1ページ、読むだけで身につく日本の教養365
17 文学:『日本書紀』
『古事記』の成立からわずか8年後、720年に完成したとされる『日本書紀』。2つを合わせて「記紀」と呼ばれ、日本文学の始まりを告げるものである。出来事を年代順に記載する「編年体」という形式をとり、歌謡部分以外は、ほぼ漢文で書かれている。

■1日1ページ、読むだけで身につく日本の教養365【歴史編】
17 外交:金印
古代日本において、後漢から印綬を賜った記録があるのは倭奴国だけである。その金印は、1784年に水田から偶然発見された。印の材質は、玉、金、銀、銅の順で地位が下がり、紐の色によっても地位が変わる。魏の時代には、邪馬台国の卑弥呼も金印を授かっている。


「エレアのゼノン」「倭国大乱」など【「1日1ページ教養シリーズ」を毎日読む#016】


第3週第2日(火)
■1日1ページ、読むだけで身につく世界の教養365
16 文学:ハーレム・ルネサンス
ハーレム・ルネサンスとは、1920年代から1930年代初頭にかけて、ニューヨーク市のハーレム地区で花開いたアフリカ系アメリカ人の文学・芸術運動。基礎を築いたのが、歴史学者・社会理論家のW・E・B・デュボイスである。また、中心的作家のひとりがジェイムズ・ウェルドン・ジョンソンだ。音楽と文学が切っても切れない関係にある。

■1日1ページ、読むだけで身につく世界の教養365【人物編】
16 哲学者・思想家:エレアのゼノン
哲学者ゼノン(前495頃~前430頃)は、「ゼノンのパラドクス」で知られている。一定の距離を進むには、必ずその中間地点が存在し、際限なくその中間地点が到来するため、いつまでも到達できないという考えだ。俊足の走者は、先に出発した亀に追いつけないとした「アキレスと亀のパラドクス」もある。

■1日1ページ、読むだけで身につく世界の教養365【現代編】
16 文学:ウィリアム・バトラー・イェーツ
詩人ウィリアム・バトラー・イェーツ(1865~1939)は、アイルランド人の文化意識で大きな位置を占める。詩人ウィリアム・ブレイク(1757~1827)の作品と、アイルランド文芸復興運動の影響を受け、神秘主義にアイルランド固有の文化的インスピレーションを混ぜ合わせた世界観を育んだ。

■1日1ページ、読むだけで身につくからだの教養365
16 病気:病原体
病気を引き起こす病原体には、細菌やウイルス、カビ、原虫などがある。ウイルスは遺伝物質を含む小さなカプセルで、増殖するために宿主を必要とする。宿主となる細胞をハイジャックして、その細胞の中で増殖する。病原体の感染を防ぐには、頻繁に手を洗うことが最も効果的である。

■1日1ページ、読むだけで身につく日本の教養365
16 歴史:三内丸山遺跡(縄文時代)
縄文時代中期、約5900年前から約4200年前までの大規模集落が、青森県の三内丸山遺跡だ。中でも最も注目されるのは、6つの柱穴を持つ「大型掘立柱建物跡」である。これにより、文明や技術に乏しい原始社会という縄文時代のイメージを、一新させることになった。

■1日1ページ、読むだけで身につく日本の教養365【歴史編】
16 争い:倭国大乱
倭国の大乱は、『三国志』の「魏志倭人伝」や『後漢書』の「東夷列伝」などに記憶される、倭国内で起きた争乱のこと。邪馬台国など倭国の国々が畿内にあったら、ヤマト政権と熊襲の争乱とみられるが、邪馬台国が北九州なのだとしたら、熊襲の人々同士が戦っていたことになる。


「パブロ・ピカソ」「新生児呼吸窮迫症候群」など【「1日1ページ教養シリーズ」を毎日読む#015】


第3週第1日(月)
■1日1ページ、読むだけで身につく世界の教養365
15 歴史:スパルタ対アテネ――古代世界の覇権争い
スパルタの兵士は、生まれたときから血を吐くような訓練で鍛えられ、古代世界で最も恐れられた軍隊であった。隣国のアテネと対立していたが、アテネでは哲学、美術、科学の分野で多くの成果を残し、民主制が生まれた。

■1日1ページ、読むだけで身につく世界の教養365【人物編】
15 指導者:キュロス大王(キュロス二世)
キュロス大王(前600頃~前530頃)は、現在のトルコ、イラン、イラクに当たる地域を征服し、ペルシア帝国を築いた。リディア王のクレイソス(前595~前547頃)を捕らえたが、神のお告げで命を助けた。また、バビロン制圧後、ユダヤ人が祖国へ戻る許可を与えた。

■1日1ページ、読むだけで身につく世界の教養365【現代編】
15 人物:パブロ・ピカソ
スペインに生まれたパブロ・ピカソ(1881~1973)は、20世紀で最も独創的で、最も力に満ちた芸術家。1907年ごろにキュビズム(立体派)を創始したひとりと考えられる。主要な作品は、『アヴィニョンの娘たち』(1907年)、『ゲルニカ』(1937年)。

■1日1ページ、読むだけで身につくからだの教養365
15 子ども:新生児呼吸窮迫症候群
早産児は、特に呼吸窮迫症候群のリスクがある。サーファクタントと呼ばれる物質は、胎児の発育の最後の3カ月になって初めて肺の中でつくられるためだ。かつては、早産児の死亡原因の第一位であったが、医療の発達によって減少した。

■1日1ページ、読むだけで身につく日本の教養365
15 自然:海岸線と海域
日本は海岸線に囲まれた島国であり、その総延長は約3万4000キロに達する。日本を取り巻く領海と排他的経済水域(EEZ)を合わせた面積は世界第6位の広さ。国土面積の11.8倍にのぼる。

■1日1ページ、読むだけで身につく日本の教養365【歴史編】
15 政治:邪馬台国
邪馬台国が存在した場所には、北九州説と畿内説があり、今現在決着がついていない。「魏志倭人伝」によれば、もともと男子を王としていたが、国が乱れたため女性の王、卑弥呼や壹與(とよ)を立て、国が平定したという。


「ヒポクラテス」「仏教伝来」など【「1日1ページ教養シリーズ」を毎日読む#014】


2週第7日(日)
■1日1ページ、読むだけで身につく世界の教養365
14 宗教:ノア
神は、自ら創造した世界で人間が罪を重ねるのに腹を立て、40日間昼夜にわたって雨を降らせ、大洪水を起こすつもりだとノアに告げる。ノアは箱舟を作り、人間やあらゆる動物の雌雄を乗せて、大洪水から逃れる。水が引いた後、神は「産めよ、増えよ」と言って、子作りに励ませた。  

■1日1ページ、読むだけで身につく世界の教養365【人物編】
14 伝道者・預言者:エレミヤ
エレミヤは、紀元前586年のエルサレム破壊や、その後のバビロン捕囚などの大きな災いを、ユダヤ人の罪に対して神が罰を与えたと考えた。そのため彼は、強い言葉で警告を発しており、ユダヤ人からの評判は芳しくなかった。

■1日1ページ、読むだけで身につく世界の教養365【現代編】
14 大衆文化:麻雀
中国生まれの麻雀(マージャン)は、1907年にイギリス人によって西洋に消化され、アメリカでは1920年代に流行。その絶頂記には、麻雀牌の需要が高まり、中国でも150万ドル規模の産業となった

■1日1ページ、読むだけで身につくからだの教養365
14 医学の歴史:ヒポクラテス
ヒポクラテスの誓いは、患者の健康のために医師が常に最善を尽くすと誓約したもの。ヒポクラテスは、病気が超自然的な力や神の力によって引き起こされるという迷信を最初に否定した医師である。『ヒポクラテス全集』においても、医学の実際的な問題に言及している。

■1日1ページ、読むだけで身につく日本の教養365
14 哲学・思想:仏教伝来
紀元前5世紀末頃にインドで成立した仏教は、中央アジア、中国、朝鮮半島を経て、6世紀半ばに日本に伝えられた。仏教の受容に対しては、蘇我稲目が賛成したが、物部尾輿と中臣鎌子は反対を表明。これが武力衝突に発展し、受容派の蘇我氏が勝利した。

■1日1ページ、読むだけで身につく日本の教養365【歴史編】
14 文化・芸術:縄文土器・弥生土器
草創期の縄文土器は無文だが、時代に縄目の文様がつけられるようになり、火焔土器や出産土器などが登場する。祭祀や弔いにも使用されていたようだ。弥生土器は、縄文土器より薄くて硬く、実用的な造形が特徴だ。ろくろは発明されておらず、縄文土器同様に紐作りの技法で形成された。


「ソクラテス」「天照大神」など【「1日1ページ教養シリーズ」を毎日読む#013】


第2週第6日(土)
■1日1ページ、読むだけで身につく世界の教養365
13 哲学:ソクラテス
ソクラテス(紀元前470~前399)は、西洋哲学の創始者。著作は何も書き残していない。もし自分が他の人より賢いとすれば、それは自分の無知を自覚しているからだと語った。いわゆる「無知の知」である。また、自他を吟味しない人生は、生きるに値しないと主張した。

■1日1ページ、読むだけで身につく世界の教養365【人物編】
13 反逆者・改革者:ソロン
古代ギリシア七賢人のひとりとして知られるソロン(前640頃~前560頃)。厳しすぎる法律を見直し、刑罰を軽くした。また政治改革を行い、政治的権限を貴族から一般市民へ移した。四百人評議会という代表による評議会を設置したが、これは民主主義の集会の元と言えるものだ。

■1日1ページ、読むだけで身につく世界の教養365【現代編】
13 スポーツ:サイ・ヤング
サイ・ヤングは、偉大な右投手として大リーグで22年間活躍し、勝利数(511)、敗北数(316)、投球イニング数(7356)、先発試合数(815)、完投数(749)で通算最多記録を持っている。5つのチームでプレーし、30勝以上を5回、20勝以上を15回マークした。

■1日1ページ、読むだけで身につくからだの教養365
13 ライフスタイルと予防医学:アミノ酸
タンパク質は、数多くの異なるアミノ酸から作られている。健康に欠かせないアミノ酸は22種類あり、そのうち13種類はタンパク分解によって体内で合成できる非必須アミノ酸だ。残り9種類は必須アミノ酸で、食物を食べることによってのみ摂取でき、肉、ミルク、チーズ、卵、野菜、ナッツ、穀物に含まれている。

■1日1ページ、読むだけで身につく日本の教養365
13 伝統・文化:正月
正月とは、一年の初めに新しい年を迎えられたことを祝い、その年の豊作と家族の健康を約束してくれる歳神様(ご先祖様)を迎える行事。「明けましておめでとうございます」は、歳神様を迎える挨拶といわれている。鏡餅は、歳神様へのお供えもの。お節料理は五穀豊穣、子孫繁栄を祈り、保存食としての役割も果たす。

■1日1ページ、読むだけで身につく日本の教養365【歴史編】
13 人物:天照大神
天照大神(あまてらすおおみかみ)は、伊弉諾(いざなぎ)と伊弉冉(いざなみ)が、月読尊(つくよみのみこと)と素戔嗚尊(すさのおのみこと)とともに、最後に生んだ神で「三貴神」と呼ばれる。なぜ日本では最高神が女神なのか。日本書紀編纂に、女帝である持統天皇が関わったことが大きいようだ。


「レスボス島のサッフォー」「アニミズム」など【「1日1ページ教養シリーズ」を毎日読む#012】


第2週第5日(金)
■1日1ページ、読むだけで身につく世界の教養365
12 音楽:旋律
旋律は、メロディーと呼ばれることも多く、一つまたは複数の楽器で演奏されて、和声(ハーモニー)、リズムと並び、音楽の三要素の一つである。普通旋律は、楽句(フレーズ)という短い単位がいくつか集まって、全体構造を形作る。モーツァルト、シューベルト、シベリウスの三人が、旋律作りの天才と言われる。

■1日1ページ、読むだけで身につく世界の教養365【人物編】
12 文筆家・芸術家:レスボス島のサッフォー
「レズビアン」の語源となったレスボス島出身のサッフォー(前630頃~前570頃)は、古代ギリシアの詩人。彼女は同性愛を題材にした西洋史上最初の作家の一人であり、死後数百年年後にプラトンにより「十番目のミューズ」と評されている。

■1日1ページ、読むだけで身につく世界の教養365【現代編】
12 思想と社会:ラッダイト
ラッダイト主義とは、科学技術に対する激しい反感のこと。この名は、19世紀のイギリスで、新しい工場制機械工業に生活を脅かされて、機械の破壊運動をした繊維労働者(ネッド・ラッドという名で実在が不確かな人物)に由来する。

■1日1ページ、読むだけで身につくからだの教養365
12 性徴と生殖:精子
精子は、男性の精巣で毎日約3~4億個が成熟する。雄性生殖細胞は、ヒトが持つ全染色体の半数にあたる23本の染色体を核の中に詰め込んでおり、子どもの性別を決めるのは精子である。放出された精子は、最長7日間生存できる。

■1日1ページ、読むだけで身につく日本の教養365
12 芸術:祭器
弥生時代に大陸から持ち込まれた銅矛や銅剣、銅戈などの金属製品は、祭器として扱われるようになった。やがて弥生時代の中ごろになると、中国から神獣鏡のような銅鏡も伝来するようになる。銅鐸も弥生文化を代表する遺物だが、これも祭器として用いられたようだ。

■1日1ページ、読むだけで身につく日本の教養365【歴史編】
12 暮らし・信仰:アニミズム
アニミズムとは、万物に精霊や霊魂が宿っているとする思想で、原始宗教の一形態。時代が下ると、アニミズムの神話の中に、氏族の祖先が神として登場する例がある。日本神話も複数の氏族の神話を統合させながら成立したと考えられる。その後、多神教となったり、一神教になったりしている。