「1日1ページ教養シリーズ」を毎日読もう#003


第1週第3日(水)
■1日1ページ、読むだけで身につく世界の教養365
3 視覚芸術:ラスコー洞窟の壁画
1万5000年から1万7000年前に描かれた最古の芸術作品の一つ。動物の絵が1500点近くあるものの、描かれた理由は諸説ある。先史時代に人々は、正確に書くことで、動物を自分たちの思い通りにしたり、増やしたりできると考えていたようだ。

■1日1ページ、読むだけで身につく世界の教養365【人物編】
3 革新者:イムホテプ
ヒッポクラテス(前460頃~前375頃)を医学の創始者とするのが通例だが、紀元前2650年ころエジプトにいたイムホテプは、最初の医師だと考えられる。何百もの疾患の記録を残し、治療がよく効いたことから、死後何千年にもわたって神として崇められた。

■1日1ページ、読むだけで身につく世界の教養365【現代編】
3 音楽:ピョートル・イリイチ・チャイコフスキー
ロシアの作曲家、チャイコフスキー(1840~1893)は、『白鳥の湖』『眠れる森の美女』『くるみ割り人形』などの人気バレエ音楽を書いた。死因は、同性愛を暴露されての自殺という説もあったが、現在はコレラとするのが定説である。

■1日1ページ、読むだけで身につくからだの教養365
3 薬と代替療法:モルヒネ
鎮痛薬、麻薬であるモルヒネは、痛みや不安を緩和する一方で、精神能力や身体能力も低下させる。極めて依存性が高い薬だ。19世紀末、快楽を得るための市販薬として、薬局でだれでも簡単に購入できた。

■1日1ページ、読むだけで身につく日本の教養365
3 文学:『万葉集』
『万葉集』は8世紀後半、奈良時代末期に成立した、現存する日本最古の歌集。当時は仮名文字がなかったため、全文、漢字で書かれている。歌の作者は天皇や皇族、貴族ばかりではなく、下級役人や庶民の歌も収録されている。詠まれた場所も、東海や関東、東北など、都周辺以外の地方も含まれている。

■1日1ページ、読むだけで身につく日本の教養365【歴史編】
3 外交:海を渡ってきた日本人
縄文人がどこからやってきたかはわかっていないが、弥生人が新しい文化を携えて日本列島に渡来したのは間違いないだろう。最終的には、縄文人と弥生人は共存し、現代の日本人につながっている。縄文人については、インドネシアやハワイ先住民と交流があったかもしれないそうだ。