「エラトステネス」「竪穴式住居」など【「1日1ページ教養シリーズ」を毎日読む#011】


第2週第4日(木)
■1日1ページ、読むだけで身につく世界の教養365
11 科学:エラトステネス
古代ギリシアの学者たちの多くが、世界は丸いと考えていた。アレクサンドリア図書館の館長エラトステネス(紀元前276頃~前194)は、2つの場所の影の角度と距離を測定することで、地球の全周を3万9700キロと推定した最新の装置で測定すると、赤道の全周は4万75キロ)。

■1日1ページ、読むだけで身につく世界の教養365【人物編】
11 悪人:イゼベル
イゼベルは旧約聖書で悪人として描かれるフェニキア人。自らの信じるバアル神を崇拝するようイスラエルの人々に強要し、崇拝を拒むイスラエルの預言者たちを殺害するよう命令した。後に、息子であるヨラム王の部下イエフによって殺される。

■1日1ページ、読むだけで身につく世界の教養365【現代編】
11 映画:D・W・グリフィスと『國民の創生』(1915年)
グリフィス(1875~1948)は、クロスカッティングやロングショット、ミディアムショット、クローズアップの使い分けなどから、いわゆる「映画文法」を作り出した映画監督と考えられる。出世作はアメリカ初の歴史劇『國民の創生』で、その内容は露骨な人種差別に満ちており、大きな議論を巻き起こした。

■1日1ページ、読むだけで身につくからだの教養365
11 こころ:脳室
脳脊髄液と呼ばれる脳内の透明な液体は、栄養素を運び、老廃物を取り去り、もろい脳組織へのショックを吸収する層として重要な役割を果たす。この物質は、脳室という頭蓋骨内部の奥深くにある4つの中空の室の中で作られ、蓄えられる。

■1日1ページ、読むだけで身につく日本の教養365
11 科学・技術:鋳物
古代エジプトのピラミッドを造った鋳造技術は、エジプトからメソポタミアへ、さらに中国大陸、朝鮮半島へと伝わり、弥生前期末頃日本に伝播した。技術のノウハウは、古代からほとんど変わっておらず、鋳造したい物の原型を木などで作り、そこから砂で型を作るのである。

■1日1ページ、読むだけで身につく日本の教養365【歴史編】
11 経済:竪穴式住居
原始、地面に穴を掘り、屋根をつけた竪穴式住居が登場する。北海道などの寒冷地では、竪穴が深く掘られ、室内の温度を一定に保つ効果があったようだ。弥生時代に入ると、壁立式住居も誕生する。


「ピタゴラス」「古事記」など【「1日1ページ教養シリーズ」を毎日読む#010】


第2週第3日(水)
■1日1ページ、読むだけで身につく世界の教養365
10 視覚芸術:ネフェルトイティの胸像
ネフェルトイティは、アメンヘテプ四世(アクエンアテン)の最も重要な王妃。彼女こそ、王の背後で新宗教を推進した人物のようだ。胸像は約34000年前に作られ、高さは約50センチ。ほぼ完全な状態で発見された。

■1日1ページ、読むだけで身につく世界の教養365【人物編】
10 革新者:ピタゴラス
三平方の定理で知られるピタゴラスは、古代ギリシアでピタゴラス教団という宗教結社を創設した。団員は数学と科学を学ぶことで、神に近づけると信じていた。また、教団の中心信条に輪廻転生があった。

■1日1ページ、読むだけで身につく世界の教養365【現代編】
10 音楽:スコット・ジョプリン
スコット・ジョプリン(1867頃~1917)は、ラグタイム・ミュージックの最も有名な作曲家だ。最初のメジャーヒットは、1899年の「メイプルリーフ・ラグ」。以後、最も有名な作品の一つである「ジ・インターテイナー」(1902年)をはじめ、数々のヒット曲を世に送り出した。

■1日1ページ、読むだけで身につくからだの教養365
10 薬と代替療法:セファロスポリン
セファロスポリンは1950年代に発見された、ペニシリンに関連した抗生物質の一種。セファロスポリンはペニシリンに対して、耐性のある感染症に罹患する患者によく処方される。多くの効能があり、耳、鼻、咽喉、皮膚、副鼻腔の炎症や肺炎、ブドウ球菌感染、気管支炎などの治療に使われる。

■1日1ページ、読むだけで身につく日本の教養365
10 文学:『古事記』
『古事記』は、第43代の女帝、元明天皇の勅令によって編纂された現存する日本最古の歴史書である。上巻は国生みの世界と神話、中巻・下巻は天皇の系譜や物語が書かれている。中でも下巻は、極めて記録的、現実的な内容のため、天皇の実在性を根拠づける資料である。文章はすべて漢字で書かれている。

■1日1ページ、読むだけで身につく日本の教養365【歴史編】
10 外交:大陸から伝わったもの
大陸から伝わったものの中で、最も重要なのは米と鉄器だろう。日本は青銅の時代はなく、いきなり鉄の時代となった。鉄器は人々の生活を便利にしただけでなく、争いを凄惨にもした。また、織物の技術も大陸から伝わった。


「ヘラクレイトス」「アンナ・カレリーナ」など【「1日1ページ教養シリーズ」を毎日読む#009】


第2週第2日(火)
■1日1ページ、読むだけで身につく世界の教養365
9 文学:アーネスト・ヘミングウェイ
20世紀のアメリカ人作家の中で、アーネスト・ヘミングウェイ(1899~1961)ほど人々に影響与えた者はいないだろう。反復を多用しつつ、無駄をそぎ落として、男らしさを前面に出し、単純な見かけの裏に真意を隠す文体。『日はまた昇る』(1926年)、『武器よさらば』(1929年)、『誰がために鐘は鳴る』(1940年)、『老人と海』(1952年)などを執筆する。1954年にはノーベル文学賞を受賞。

■1日1ページ、読むだけで身につく世界の教養365【人物編】
9 哲学者・思想家:ヘラクレイトス
ヘラクレイトス(前540頃~前480頃)は、世界は火でできており、絶えず変化していると考えた。この考え方は、永遠の真理を定義づけようとするほかのギリシアの哲学者とは対立するものである。

■1日1ページ、読むだけで身につく世界の教養365【現代編】
9 文学:『アンナ・カレリーナ』
レフ・トルストイの『アンナ・カレリーナ』(1877年)は、言語の枠を超えた最高傑作小説の一つだろう。文学における悲劇的人物の代表例であり、様々な世代の読者から、フェミニズムの象徴、ロマンティックなヒロイン、悲劇の犠牲者などと解釈されてきた。

■1日1ページ、読むだけで身につくからだの教養365
9 病気:白血球
白血球は、血流の中を浮遊しながら、身体の中に侵入してくるウイルス、細菌、毒素などを撃退する。防御を必要とする組織領域から化学的メッセージを受け取ると、血管壁を通り抜け、有害な生物を攻撃する。大部分の寿命は、わずか数日である。

■1日1ページ、読むだけで身につく日本の教養365
9 歴史:旧石器時代の遺跡
群馬県の岩宿遺跡はそれまでの定説覆し、初めて日本における「先土器(無土器)文化=旧石器時代」存在を証明した遺跡だ。岩宿遺跡が見つかる前、日本人の起源は縄文時代とされ、それより前の旧石器時代、日本に人類はいなかったと考えられていた。関東ローム層から黒曜石の槍先形をした石器が発見されたのだ。

■1日1ページ、読むだけで身につく日本の教養365【歴史編】
9 争い:小国の分立
弥生時代になると、土地や水利権、保存された食料の奪いなどが原因で、各地で争い起きたとされる。その結果クニが生まれ、後漢(25~220)に編纂された『漢書』によれば、日本には百以上の小国が存在したようだ。さらに、3世紀に成立した「魏志倭人伝」には、邪馬台国などが登場している。


「ハンムラビ法典」「アルベルト・アインシュタイン」など【「1日1ページ教養シリーズ」を毎日読む#008】


第2週第1日(月)
■1日1ページ、読むだけで身につく世界の教養365
8 歴史:ハンムラビ法典
ハンムラビは、現在のイラクにあった古代文明バビロニアの王。史上はじめての法律「ハンムラビ法典」を制定した。法律がすべての人に適用され、国民を支配する法律を為政者が勝手に変えてはならないという考えは、非常に画期的で、革命的な発想である。

■1日1ページ、読むだけで身につく世界の教養365【人物編】
8 指導者:ネブカドネザル二世
新バビロニア王国のネブカドネザル二世は、紀元前598年、ユダ王国のエホヤキム王を打ち負かすと、何千ものユダヤ人を捕らえてバビロンに強制移住させ、ユダヤ教を消滅させようとした(バビロン捕囚)。また、「バビロンの空中庭園」を造ったとも考えられる。

■1日1ページ、読むだけで身につく世界の教養365【現代編】
8 人物:アルベルト・アインシュタイン
アインシュタイン(1879~1955)は、1905年、光は波と粒子の両方の性質を持って伝わると、新たな光量子の理論を提唱。また、解明されていなかったブラウン運動という現象の説明、特殊相対性理論の概要を示し、脚光を浴びた。1916年には一般相対性理論を発表し、空間と時間はゆがむことがあると主張した。1921年、ノーベル物理学賞を受賞。

■1日1ページ、読むだけで身につくからだの教養365
8 子ども:未熟児
平均的な妊娠期間は40週間(9カ月)。8人に1人は予定日の3週間前に赤ちゃんを出産する。これを未熟児出産、早産と呼ぶ。未熟児出産は、子宮内で発育する期間が短いため、医学的、発育上のリスクがより高まるが、約40%でその原因がわからない。

■1日1ページ、読むだけで身につく日本の教養365
8 自然:日本列島の形成
日本はユーラシア大陸東端の沿岸沖に位置する弧状列島。陸地面積の75%が山地、山麓で、全体は6852の島々で構成されている。列島内に地球上の火山の約7%があると言われる有数の火山国である。季節風の影響を強く受けるため、台風や豪雪などの自然災害が少なくない。

■1日1ページ、読むだけで身につく日本の教養365【歴史編】
8 政治:縄文文化の成立
旧石器時代から縄文時代へと文化が移り変わった理由は、新しい民族が移入したためとも、激しい環境変化に対応したためともいわれる。この時代は、短い周期で温暖化と寒冷化を繰り返した。縄文時代草創期には竪穴式住居が作られ、定住化が始まったようだ。
いたという説もある。


「モーセ五書」「神道(八百万の神)」など【「1日1ページ教養シリーズ」を毎日読む#007】


第1週第7日(日)
■1日1ページ、読むだけで身につく世界の教養365
7 宗教:トーラー
トーラーとは、ヘブライ語の聖書冒頭にある五つの書、いわゆるモーセ五書を指す名称。モーセ五書は、ユダヤ教信仰を規定する613の律法の根拠であり、ユダヤ教、キリスト教、イスラム教という世界三大一神教の基礎だ。五書は「創世記」「出エジプト記」「レビ記」「民数記」「申命記」。

■1日1ページ、読むだけで身につく世界の教養365【人物編】
7 伝道者・預言者:アクエンアテン(アメンヘテプ四世)
アクエンアテン(アメンヘテプ四世)は、治世4年目に新しい宗教を創始すると、自分の名を「太陽神アテンに仕える者」を意味する「アクエンアテン」に改め、伝統的な神の崇拝を禁止し、多くの古い神殿の取り壊しを命じた。しかし、アクエンアテンの死後、息子のトゥトアンクアテン(ツタンカーメン)によって、宗教改革の痕跡は消えてしまった。

■1日1ページ、読むだけで身につく世界の教養365【現代編】
7 大衆文化:コニ-アイランド
ニューヨーク市ブルックリン区の南端に位置するコニ-アイランドには複数の遊園地があり、開業した1980年代以降、数十年にわたりアメリカで最も大きく、人気のある観光地とされてきた。映画やテレビが登場する以前、遊園地は第一級の大衆娯楽だった。

■1日1ページ、読むだけで身につくからだの教養365
7 医学の歴史:マリ・キュリーとラジウム
マリ・キュリーは、夫であるピエール・キュリーとともに、放射性元素であるポロニウムとラジウムを発見した。ラジウムの発見は、X線、がんの放射線治療、原子に関する理解など、医学に大きな影響を与えた。また、1903年にノーベル物理学賞、1911年にはノーベル化学賞を授与された。

■1日1ページ、読むだけで身につく日本の教養365
7 哲学・思想:神道(八百万の神)
神道は、仏教やキリスト教のような開祖を持たない自然宗教。動植物、地形、物質など様々な神が信仰されていることから、アニミズムとされることも多いが、天照大神、須佐之男命などの人格神が中心になっているため、アニミズムだけで説明できるものではない。

■1日1ページ、読むだけで身につく日本の教養365【歴史編】
7 文化・芸術:土偶
土偶は妊娠した女性の像だと考えられるが、豊満な女性像は世界中の農耕社会で出土しており、大地母神への崇拝を示す、あるいは豊穣を祈るための祭具だと考えられている。土偶が破損した状況で出土することから、身代わりの呪具として使われていたという説もある。


「現象と実在」「伊弉諾尊・伊弉冉尊」など【「1日1ページ教養シリーズ」を毎日読む#006】


第1週第6日(土)
■1日1ページ、読むだけで身につく世界の教養365
6 哲学:現象と実在
ソクラテス以前の哲学者たちは、実在するものの根本的な本質は、通常目にしている姿、つまり現象とは別にあると考えた。普段の無批判な観察からは、誤った世界像しか得られないと疑う。それゆえ、彼らの思索は現代科学の先駆けでもあった。

■1日1ページ、読むだけで身につく世界の教養365【人物編】
6 反逆者・改革者:モーセ
モーセは、古代イスラエルの民族指導者。旧約聖書によると、彼がエジプトの王の圧政からヘブライ人を逃れさせ、後に「モーセの十戒」として知られる戒律をヘブライ人たちに伝えた。

モーセの十戒 – Wikipedia

■1日1ページ、読むだけで身につく世界の教養365【現代編】
6 スポーツ:ジェームズ・ネイスミス
野球、バスケットボール、アメリカンフットボールのアメリカ三大スポーツのうち、カナダ生まれの体育教師ジェームズ・ネイスミスが考案したのがバスケットボールだ。フットボールシーズンと野球シーズンに挟まれた冬に実施できる屋内活動として考えられた。

■1日1ページ、読むだけで身につくからだの教養365
6 ライフスタイルと予防医学:タンパク質
タンパク質は、骨や筋肉、皮膚をつくり、維持するめに欠かせない栄養素。平均的な成人は、1日に50~65グラムのタンパク質を必要とするが、脂質や全脂乳製品に含まれる飽和脂肪は避けたい。豆、魚、鶏肉がより健康的な選択肢である。

■1日1ページ、読むだけで身につく日本の教養365
6 伝統・文化:元号
日本で元号が使われるようになったのは、遣唐使が中国の暦を日本に持ち帰ってからと言われている。日本で最初の元号は「大化」。改元は、縁起の良いことにあやかって政治を良い方向に運んだり、凶事をリセットし悪いことが続くのを防ぐために行われていた。

■1日1ページ、読むだけで身につく日本の教養365【歴史編】
6 人物:伊弉諾尊・伊弉冉尊
伊弉諾尊(いざなぎのみこと)、伊弉冉尊(いざなみのみこと)は、日本神話に最初に登場する夫婦であり、兄妹。協力して日本レットの島々をはじめ、木の神、山の神などを生み出した。伊弉冉尊が黄泉の国に行った後には、天照大神(あまてらすおおみかみ)、月読尊(つきよみのみこと)、素戔嗚尊(すさのおのみこと)を生み出した。


「1日1ページ教養シリーズ」を毎日読もう#005


第1週第5日(金)
■1日1ページ、読むだけで身につく世界の教養365
5 音楽:音楽の基礎
音楽とは、模倣や楽譜によって再現できる組織化された音のこと。その要素は、耳に聞こえる音の高低「音高(ピッチ)」、音高を高さの順に階段状に並べた「音階(スケール)」、音高を長音階か短音階の一つを基にして並べた「調(キー)」などがある。

■1日1ページ、読むだけで身につく世界の教養365【人物編】
5 文筆家・芸術家:ホメロス
ホメロスは紀元前800年前後の人物で、長編叙事詩『イリアス』と『オデュッセイア』の作者。ただ、実在の人物かどうかはわかっていない。この2つの英雄叙事詩は西洋文学史上初の作品で、ウェルギリウス、ジェイムズ・ジョイス、ラルフ・エリソンなどに、影響を与えた。

■1日1ページ、読むだけで身につく世界の教養365【現代編】
5 思想と社会:共産主義
19世紀初頭に始まった産業革命によって、労働者と工場主や投資家とで深刻な経済格差が生み出された。その解決策として、カール・マルクスとフリードリヒ・エンゲルスは、労働者階級が生産手段を自らの手に握る「プロレタリアート独裁」を樹立することを提示した。

■1日1ページ、読むだけで身につくからだの教養365
5 性徴と生殖:卵子
女性は、生まれたとき2つの卵巣におよそ200万個の未成熟な卵子を持っている。思春期に達するまでに4分の1以下になり、およそ1カ月に1回、完全な卵子に成熟し、放出される。3日間は生存し続けるので、精子は72時間にわたって受精させられるようだ。

■1日1ページ、読むだけで身につく日本の教養365
5 芸術:土偶と埴輪
土偶は縄文時代に作られ、基本的に妊婦など女性の姿をしている。そのため、作物の豊穣や安産、子孫繫栄を祈る際に用いられたと考えられる。一方、埴輪は集落ではなく古墳から出土し、権力者の権威を示すために埋葬されたようだ。形も人型だけでなく、円筒形、家形、動物型など、多種多様である。

■1日1ページ、読むだけで身につく日本の教養365【歴史編】
5 暮らし・信仰:打製石器・磨製石器
人類の歴史は、世界的に見てもほぼ例外なく石器時代を経ている。加工された石器としては、打製石器と磨製石器がある。打製石器は、石に打撃を与えて割り、割れ目を刃として利用した。磨製石器は石を磨いて作られ、ナイフや斧、錐、錘などがある。また、生活道具ではなく、祭祀に使われた石器も多数見つかっている。


「1日1ページ教養シリーズ」を毎日読もう#004


第1週第4日(木)
■1日1ページ、読むだけで身につく世界の教養365
4 科学:クローン技術
1997年、クローン技術によりドリーと名付けられたヒツジが誕生した。最も衝撃的だった点は、個体の特定部位の細胞を使っても、全く新しい個体ができたこと。しかしながら、母親との違いは、テロメアというタンパク質が短かった。その働きは、まだ分かっていないものの、老いと関係があるように思えた。

テロメアは、加齢とともに短縮するため、細胞の寿命に関与しているよう。
知っておきたいテロメアとエイジングの関係

■1日1ページ、読むだけで身につく世界の教養365【人物編】
4 悪人:アメンパヌファ
アメンパヌファは、古代エジプト、ファラオの墓を荒らした盗賊で、7人ほどの仲間で「王家の谷」の黄金や埋葬品を奪った。最古の裁判記録として、その時の自供の様子も残っているが、生活苦から盗賊を始めて、癖になっていたようだ。王墓の盗掘は重罪で、かなり残酷な処刑の方法で殺されたらしい。

■1日1ページ、読むだけで身につく世界の教養365【現代編】
4 映画:リュミエール兄弟
1895年、初歩的な動画用映写機(シネマトグラフ)を作り、特許を取ったことから、リュミエール兄弟は近代映画の父と考えられている。1895年12月28日には、パリのカピュシーヌ大通りのカフェで、有力の映画上映会を行ったため、映画誕生の日とされている。その中には、『工場の出口』もあった。

■1日1ページ、読むだけで身につくからだの教養365
4 こころ:自律神経系
身体の主な臓器や筋肉は、自律神経系が無意識に機能し、調整されている。大きな目的は、身体のホメオスタシス(恒常性)の維持。交感神経系と副交感神経系によって、身体の適切なバランスを保つのだ。交感神経系は危険を感じたり、緊急時に働き、副交感神経系はリラックスしているときに働いている。

■1日1ページ、読むだけで身につく日本の教養365
4 科学・技術:古墳
弥生時代になると、墓の共同化や集団化が進むと同時に、巨大な墓が造られるようになった。4世紀後半になると巨大な前方後円墳が築かれるようになり、現在は全国で約4700基が確認されている。古墳は、精密に測量、採寸、設計し、規格通りに土地を開拓、地ならしをして造成された建造物だとのこと。

■1日1ページ、読むだけで身につく日本の教養365【歴史編】
4 経済:狩猟・採集
縄文時代は、紀元前1万4000年頃から1000年ころとされ、かなり長い時代区分。気候の変化や「縄文海進」などもあり、生活様式を一言では示しづらいが、狩猟と漁労、植物の実などの採集が生活の柱だったようだ。


「1日1ページ教養シリーズ」を毎日読もう#003


第1週第3日(水)
■1日1ページ、読むだけで身につく世界の教養365
3 視覚芸術:ラスコー洞窟の壁画
1万5000年から1万7000年前に描かれた最古の芸術作品の一つ。動物の絵が1500点近くあるものの、描かれた理由は諸説ある。先史時代に人々は、正確に書くことで、動物を自分たちの思い通りにしたり、増やしたりできると考えていたようだ。

■1日1ページ、読むだけで身につく世界の教養365【人物編】
3 革新者:イムホテプ
ヒッポクラテス(前460頃~前375頃)を医学の創始者とするのが通例だが、紀元前2650年ころエジプトにいたイムホテプは、最初の医師だと考えられる。何百もの疾患の記録を残し、治療がよく効いたことから、死後何千年にもわたって神として崇められた。

■1日1ページ、読むだけで身につく世界の教養365【現代編】
3 音楽:ピョートル・イリイチ・チャイコフスキー
ロシアの作曲家、チャイコフスキー(1840~1893)は、『白鳥の湖』『眠れる森の美女』『くるみ割り人形』などの人気バレエ音楽を書いた。死因は、同性愛を暴露されての自殺という説もあったが、現在はコレラとするのが定説である。

■1日1ページ、読むだけで身につくからだの教養365
3 薬と代替療法:モルヒネ
鎮痛薬、麻薬であるモルヒネは、痛みや不安を緩和する一方で、精神能力や身体能力も低下させる。極めて依存性が高い薬だ。19世紀末、快楽を得るための市販薬として、薬局でだれでも簡単に購入できた。

■1日1ページ、読むだけで身につく日本の教養365
3 文学:『万葉集』
『万葉集』は8世紀後半、奈良時代末期に成立した、現存する日本最古の歌集。当時は仮名文字がなかったため、全文、漢字で書かれている。歌の作者は天皇や皇族、貴族ばかりではなく、下級役人や庶民の歌も収録されている。詠まれた場所も、東海や関東、東北など、都周辺以外の地方も含まれている。

■1日1ページ、読むだけで身につく日本の教養365【歴史編】
3 外交:海を渡ってきた日本人
縄文人がどこからやってきたかはわかっていないが、弥生人が新しい文化を携えて日本列島に渡来したのは間違いないだろう。最終的には、縄文人と弥生人は共存し、現代の日本人につながっている。縄文人については、インドネシアやハワイ先住民と交流があったかもしれないそうだ。


「1日1ページ教養シリーズ」を毎日読もう#002


第1週第2日(火)
■1日1ページ、読むだけで身につく世界の教養365
2 文学:『ユリシーズ』
ジェイムズ・ジョイスの『ユリシーズ』(1922年)は、20世紀に英語で書かれた最高の小説だそう。最も有名なのが、意識の流れという叙述技法を使っていること。最終章では、2万4000語を超えるという。

・関連リンク
意識の流れとは – コトバンク

■1日1ページ、読むだけで身につく世界の教養365【人物編】
2 哲学者・思想家:ミレトスのタレス
タレス(前624頃~前546頃)は、自然現象は人間の論理的な思考で予測できると主張した。科学の始まりとする捉え方もあるようだ。また、哲学(philosophy)の概念も創始したという。

■1日1ページ、読むだけで身につく世界の教養365【現代編】
2 文学:『罪と罰』
ドストエフスキーの『罪と罰』は、ラスコーリニコフの動機や精神状態を詳細に探っているという点で、最高の心理小説の一つ。トルストイやフロイト、ニーチェ、サルトル、カミュなどに影響を与えた。未読ということもあり、読みたくなった。

■1日1ページ、読むだけで身につくからだの教養365
2 病気:免疫
人間の免疫システムは多面的なもの。粘膜や白血球、防御細胞などがあり、体温の上昇も防衛手段の一つである。後天的に獲得する適応免疫もあり、特化した防御細胞は、身体の中に長く存在し、同じウイルスに遭遇した場合は、直ちに撃退して病気を防ぐ。新型コロナウイルスもこうなってくれたらヨイのだが。

■1日1ページ、読むだけで身につく日本の教養365
2 歴史:日本人の起源
今の日本人の起源をたどると、アフリカで形成された集団が東へと進み、列島に移り住んだようだ。ただ、島根県出雲市の砂原遺跡では、約12万年前の日本最古の旧石器が発見されており、アフリカにルーツを持つ現日本人とは異なる旧人類が存在したようだ。

■1日1ページ、読むだけで身につく日本の教養365【歴史編】
2 争い:争いの始まり
日本で争いが生まれたのは、弥生時代。大陸から弥生人が渡来し、縄文人を侵略した地域もあったようだ。また稲作によってリーダーが生まれ、貧富の差にもつながった。そのため、土地や水の利権争いもあったと考えらえられる。