1986年、イギリスのリヴァプールで結成されたロックバンド、ザ・ラーズ。正直アタクシは、結成当時やアルバムがリリースされたころのことは全く知らず、気づくと家にCDがあり、何度もプレイヤーに乗せていたという感じ。ロック・ファンなら、好きでも嫌いでも一応は聴いておくべきアーティストだと言えるのかもしれない。
ザ・ラーズについては、このセルフタイトルが最初で最後のオリジナル・アルバムになる。たった1枚のリリースということもあり、ある意味伝説的で、ロック好きにとって馴染みの定番アルバムとなっている。
そうした巨大な引力を維持できているのは、何と言っても「ゼア・シー・ゴーズ」という超名曲があるから。もちろん、ほかの曲も決して悪いわけではないのだが、この曲は存在感が異様にデカいと思う。「顔は美形でないものの、やたらモテる人」といったら、例えが安易だろうか。なかなか論理的に説明しづらくても、感覚的にパッと心を奪われてしまうのだ。
本当にこの曲があるからこそ、これからもずっとザ・ラーズは1人ひとりのファンを魅了し続けるのだろうし、時間を経ても廃れることなく広がり続けるのだろう。何だか、目の前でロックの魔力を見せつけられるような気もするが、まだ聴いたことがない方は、一度自分の耳でその力を確認してみてほしい。
There She Goes*/The La’s
The La’s/The La’s(1990)
1. Son Of A Gun
2. I Can’t Sleep
3. Timeless Melody
4. Liberty Ship
5. There She Goes*
6. Doledrum
7. Feelin’
8. Way Out
9. I.O.U
10. Freedom Song
11. Failure
12. Looking Glass
13. Knock Me Down
14. Endless
15. Come In Come Out
16. Who Knows
17. Man I’m Only Human
18. All By Myself
19. Clean Prophet
20. There She Goes (Original Single Version)
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