圧倒的な声を持つ早熟のポップ・シンガー:19/Adele【CD千本ノック 0002本目】

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グラミー賞受賞アーティストで、年齢が若いながらも、もはや大御所感すら感じさせるアデル。私が一番特徴的だと思っているのは、その説得力のある声だ。声そのもの魅力か、歌唱法、テクニックによるものか、(私自身には)判然とはしないものも、彼女のアルバムを聴けば、有無を言わさず誰もが納得してしまうだろう。

彼女のデビューアルバムである「19」は、発表当時のアデルの年齢である。その後のアルバムも、「21」「25」と、自身の年齢をアルバムタイトルにする決まりは踏襲されている。

やや細かな話しではあるが、iTunesの登録情報を見ると、アルバムのジャンルは「19」が「Pop」で、それ以外はすべて「R&B」だった(たまたまかもしれないが)。私にとってアデルは、R&Bシンガーというよりポップ・シンガーだと思っていたので、正直意外だった。

これは、彼女の歌が軽いと言いたいのではない。むしろ、曲そのものはそれほど派手ではないものの、あの声によって多くの人たちの人気を、がっちりと獲得しているということだ。それでなければ、全米でCDを260万枚も売り上げないだろうし、私の周りでもそれほど音楽好きではないのに、この「19」からアデルをフォローしている人が少なくない。

また、「19」を改めて聴いて驚いたのは、このファーストアルバムでアーティストとしてほぼ完成形に近かったこと。「21」や「25」で、彼女が進化していないと言うつもりはないが、19歳にして歌い手としての軸をしっかりと備えていた恐るべき早熟の人のようだ。

そうした意味では、アデルを聴くなら「19」から入って、「21」「25」と、彼女の年齢順、アルバムの発表順に聴くのをおススメしたい。彼女の声を堪能しつつ、年齢による深化をしっかりと感じ取ることができるだろう。

19/Adele(2008)
1.Daydreamer
2.Best For Last
3.Chasing Pavements
4.Cold Shoulder
5.Crazy For You
6.Melt My Heart To Stone
7.First Love
8.Right As Rain
9.Make You Feel My Love
10.My Same
11.Tired
12.Hometown Glory
13.Painting Pictures
14.Now And Then
15.That’s It, I Quit, I’m Moving On

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