【5月17日】ノヴァーリス:1772.5.2~1801.3.25
わたしたちは、宇宙を旅することを夢みている。だが宇宙は、わたしたちの内にあるのではないか。わたしたちは精神の深みを知っていない——内に向かって神秘にみちた道が通じている。ほかならぬわたしたちの内にこそ、永遠とその世界——過去と未来があるのだ。(「断想」)
『青い花』青山隆夫訳、岩波文庫、1989年、解説より
【アタクシ的メモ】
カントの「我が上なる星の輝く空と我が内なる道徳律」と似た言葉だろうか。「わたしたちの内にこそ、永遠とその世界——過去と未来があるのだ」というのは、私も同意する。