【4月27日】ラ・ブリュイエール:1645.8.16~1696.5.10
幸福になる前に笑っておかなければならぬ。笑わぬうちに死んでしまうようなことにならぬとも限らないから。(第4章 心情について)
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人間にとっては唯三つの事件しかない。生まれること、生きること、死ぬこと。生まれる時は感じない。死ぬ時は苦しい。しかも生きている時は忘れている。(第11章 人間について)『カラクテール』(上)(中)、関根秀雄訳、岩波文庫、1952-53年
【アタクシ的メモ】
言葉の切れ味が鋭すぎて、驚くと同時に、ラ・ブリュイエールに強く興味が沸いた。引用元の『カラクテール』は、古代ギリシア哲学者デオフラストスの翻訳でもあるようなので、デオフラストスの『人さまざま』も読んでみたくなった。まさに知の数珠つなぎである。