心とは何で、どうやって存在しているのか?【ブラッドベリ1000日チャレンジ#0025】


【短編小説】人類愛/星新一
罪を憎んで人を憎まずなのか、私憤を晴らすチャンスと見て、その機会を生かすのか、ある意味で人間性が問われる。私自身は、憤りにかられても、社会的な正しさが気になって、助けてしまうだろうと思った。それは良い人間性などではなく、規範に逆らえない、個を発動できない性質からくるだろう。

【詩・俳句・短歌・歌詞】あどけない話/高村光太郎
「智恵子は東京に空が無いといふ」は、不思議なほど強烈に頭に刻まれているフレーズだ。当初は、都会と地方の対立と理解していたが、実際に安達太良山の空を見たこともあり、環境や風景に自己のアイデンティティーを感じられるかどうかの違いなのかもしれないと思う。単に故郷の空は澄んでいて美しいとかではなく。

【論考】人間の心をついて/森本哲郎
あまり心について考えていないことに思い当った。西洋哲学において、ほとんど議論されていないからかもしれない。とは言え、自分自身では心の存在を実感しているし、思考とはやや別の動きをしていると思う。この論考の中でも、心の定義はさておき、筆者の体験談が中心で構成されいる。心の謎が浮かんできた。