美しき日々は過ぎゆく【ブラッドベリ1000日チャレンジ#0002】


【短編小説】ボッコちゃん/星新一
バーのマスターが道楽でつくった完全なる美人のロボットによって引は起こされるとんでもない悲劇。人生は偶然のつみ重ねによって、ある意味必然的な結果に到達する。なぜ、「ボッコちゃん」という名前なのだろうか。

【詩・俳句・短歌・歌詞】素朴な琴/八木重吉
わずか4行のとても短い詩。その中でも、「秋の美しさに耐えかね」が、自分にとっては印象的であった。明るさと美しさが、やはり世界を動かしていくのであろうか。若くして命を失った八木重吉の世界観は、非常にポジティブだったのかもしれない。

【論考】希望について/森本哲郎。
人は、馴れることで生き、その馴れを否定することで希望を持つ、と著者は語る。希望も人それぞれだとは思うが、自分にとってはもっとフワクワとした空想めいたものように感じる。現在の否定というよりも全く新い物語のスタートのような。