わけのわかる食卓vol.2「私立珈琲小学校さんに聞く、珈琲の世界」でコーヒーのあれこれを知る


多分コーヒーは、一年365日欠かさず飲んでいます。蘊蓄を語れるほど詳しいわけではないですが、好みのコーヒー豆を飲みたい、淹れたてを飲みたいと思うので、毎朝だったり、休日の昼食後だったり、自分でドリップしてコーヒーを淹れています。

ただ、そうやって自分流に消費しているばかりだと、コーヒーについて詳しく知る機会はななかな訪れません。そんなときに目にしたのが、わけのわかる食卓vol.2「私立珈琲小学校さんに聞く、珈琲の世界」というイベント。自分の会社のビルで行われるという気軽さも手伝って、階段をトントントンと降りて参加してみました。

講師は、私立珈琲小学校の吉田先生です。早速、美味しいコーヒーの淹れ方から習いました。ポイントは2点あり、「はかる」と「むら

す」。「はかる」は、量と時間について。豆の重さが15gだったら、仕上がりの重さ200g(お湯の量ではなく、出来上がりの量なのでお湯は235gになるそう)を目安に、3分くらいかけて入れるのがヨイそうです。ただ、この量と時間は豆によっても違ってくるので、これを基準にして、あれこれ調整するのが大事になるのでしょう。

もう一つの「むらす」は、コーヒー豆に満遍なく90度くらいのお湯をかけて、30秒程度蒸らすのを忘れないこと。苦みが強そうなときは、お湯の温度を80度くらいにするとヨイそうで、ある種の化学反応を理解したうえで、自分の好みの味、今飲みたい味に近づけるのが大切だと教えてもらいました。

そのほか、コーヒーブームの経緯や豆のグレードの違い、産地による特徴など、実際に自分たちでもドリップしながら、コーヒーについて学ぶ90分間でした。

特に印象に残ったのは、現在の第三次コーヒーブーム、サードウェーブについてです。豆の種類や産地だけでなく、どこの誰が、どのように提供しているのかまで把握したうえで、コーヒーを飲む時代になっていること。消費するというよりも、生産から提供までコーヒーにかかわる人たちの活動に賛同して、信任投票する感じになっているのだとか。

最後は、イベントを主催し、会場にもなっているtiny peace kitchenのスペシャルメニューのディナーでした。コーヒーに合う食事ということで、純喫茶をイメージしてカツサンド、ナポリタン、ポテトサラダを用意いただきました。カツサンドがボリューミーで食べきれるかなと思ったものの、フワフワパンで気づいたら完食していました。満腹ふとるです。

デザートは、tiny peace kitchen特製の豆腐アイスに、吉田先生が淹れてくれたエスプレッソをかけるという贅沢なアフォガード。上品なアイスの甘みとエスプレッソのコクが絶妙なバランスで、ディナーは最初から最後まで大変美味しくいただけました。やはり満腹ふとるです。ごちそうさまでした。