平塚らいてう【『一日一文 英知のことば』から学ぶ#075】


【3月15日】平塚らいてう:1886.2.10~1971.5.24

元始、女性は実に太陽であった。真正の人であった。
今、女性は月である。他に依って生き、他の光によって輝く病人のような蒼白い顔の月である。
私どもは隠されてしまった我が太陽を今や取り戻さねばならぬ。(『青踏』創刊の辞)

『平塚らいてう評論集』小林登美枝・米田佐代子編、岩波文庫、1987年

【アタクシ的メモ】
1911年に書かれたようだ。2023年にこれを読むと、ややリアリティに欠けてしまうが、当時はある意味、大きく大胆な宣言だったのだろう。