ロックフェスティバルを形づくるもの【フジロックGO #0127】


先日、ジョギングして、イトーヨーカドーで買い物してからの帰り道、LINEに「おうちフェス2020」のお知らせが届いた。せっかくなのでアクセスしてみると、スマートフォンの上部画面にはアーティストのビデオが流れ、その下の4/5くらいがコメント欄になっている。結構コメントする人が多く、スッスッと流れていく感じだ。

すぐに自宅に着いてしまって、そこでアタクシのおうちフェスは終了。少し気になった曲もあったが、スマートフォンの一部の動画を見続けるのは正直苦痛だったし、たまたま読んだコメントも何だか意味すらよくわからなかったからだ。外出自粛が叫ばれる中、おうちフェスという企画自体には賛同するものの、何だか音楽自体を楽しめなかったというのが率直な感想である。

改めてフジロックなどのロックフェスティバルについて考えてみると、体験自体が最大の魅力なのだと思う。単独公演と違って、たくさんのアーティストの曲が聴けることがフェスの醍醐味なのであれば、色々と音源を用意して配信すればフェスティバルになるだろう。様々なコンテンツをブロードキャストするだけでは、受け手に体験は生まれないのではないか。