「これが狂った世界だ」と歌ってると思っていた:Live Jam/The Jam【CD千本ノック 0078本目】


ザ・ジャムは、アタクシが音楽を聴くようになった頃には既に解散していたので、ロック史を復習するような意味合いで『イン・ザ・シティ(In the City)』なんかから、一枚一枚さかのぼって聴いていったアーティストだ。

ただ、正直言うと、彼らのサウンドにはあまりのめり込めず、ロック・クラシックだから聴くべきアルバムだろうくらいに考えていた。なので、一通りオリジナル・アルバムは入手して聴いたのだが、CDを整理する機会に手放してしまった。

(2015年に低価格で再販されたので、改めて購入したのだが、なぜか『ザ・ギフト(The Gift)』だけは販売されないまま。理由はよく分からない)

だがしかし、この『ライブ・ジャム』だけは、ずっと手放さず、繰り返し聴いてきた。ライブ音源をそのままCDにしているせいか、生々しいサウンドが気に入っていていたのだ。

特に1曲目の「ザ・モダン・ワールド」で歌われる冒頭の「This is a modern world, this is a modern world.」という歌詞が、「This is a mad world, this is a mad world.」だと思っていた。「クー、『これが狂った世界(mad world)だ』って、イカスなー」と、一人で誤解していたのである。

そんな勘違いがありつつも、長らく聴いてきた『ライブ・ジャム』。今聴いても、ライブの音楽はちゃんと格好ヨイし、やはり「mad world」に聴こえると思うので、ぜひ皆さんにも確認してもらいたい。

Live Jam/The Jam(1993)
1. The Modern World
2. Billy Hunt
3. Thick As Thieves
4. Burning Sky
5. Mr. Clean
6. Smithers-Jones
7. Little Boy Soldiers
8. The Eton Rifles
9. Away from the Numbers
10. Down In the Tube Station at Midnight
11. Strange Town
12. When You’re Young
13. ‘A’ Bomb In Wardour Street
14. Pretty Green
15. Boy About Town
16. Man In the Corner Shop
17. David Watts
18. Funeral Pyre
19. Move On Up
20. Carnation
21. The Butterfly Collector
22. Precious
23. Town Called Malice
24. Heatwave

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