E.M. フォースター【『一日一文 英知のことば』から学ぶ#159】


【6月7日】E.M. フォースター:1879.1.1~1970.6.7

個人的人間関係は、今日では軽蔑されている。ブルジョワ的な贅沢であり、すでに過去になった幸福な時代の遺物だと見られて、そんなものは捨ててしまえ、それよりも何か政治的な運動とか主義に身を捧げろとせっつかれる。私は、この主義というのが嫌いで、国家を裏切るか友を裏切るかと迫られたときには、国家を裏切る勇気をもちたいと思う。(「私の信条」)

『フォースター評論集』小野寺健編訳、岩波文庫、1996年

【アタクシ的メモ】
個人主義のススメといったところだろうか。もちろん全体主義は取らないが、そもそも二元論で、片方だけに傾倒するのは、やや違和感がある。アリストテレスがいうような中庸が、面白みはないが、現実では一番有効ないように思う。