人生は短く、思索は果てない【ブラッドベリ1000日チャレンジ#0185】


レイ・ブラッドベリさんが、「クリエイティブになるには、三種の読書を1000日続けよ」と仰っていたということで、短い物語(短編小説)、詩・俳句・短歌・歌詞、論考と三種類のテキストを毎日読みます。そして、何を読んで何を感じたかを、備忘録的に記録しています。

【短編小説】年寄り女の着るもの/リディア・デイヴィス ○
「年寄りになっておかしな服を着るのを、彼女は今から心待ちにしている」という。筆者の登場人物は、いつも共感しづらい志向や性格である。今回は、老いることがテーマにあるようだが、どうしても共感していない人物の考えや行動だから、自分の中に入ってこない。これがもしがすると大衆であり、リアルなのかもしれないが、中々飲み込めないのが現実である。

【詩・俳句・短歌・歌詞】ほらふき男爵/辻征夫 ○
考えようによってはユーモラスな詩なのかもしれないが、私自身は、ほらふきをするのもされるのも苦手だから、何だか笑えない感じである。これはお笑いなどにも、通じるのかもしれない。偽悪的に振るまったりする方が、多くの注目を集めるものの、評価は人それぞれになるだろう。

【論考】ほとんど何もできない/池田晶子 ○
「人生は短い。思率は果てない」のであるから、もっと考える時間を増やさなければならないと思った。日々の情報量も加速度的に増え、年々情報消費ばかりになり、自己の中で思考し、出力することが少なくなっていると感じる。一言で言えば、享楽的になってしまったのだ。楽しむことが悪いのではないが、楽しさを求めるだけでは、思考の機会は増えない。