走ったり、歩いたり【ブラッドベリ1000日チャレンジ#0182】


レイ・ブラッドベリさんが、「クリエイティブになるには、三種の読書を1000日続けよ」と仰っていたということで、短い物語(短編小説)、詩・俳句・短歌・歌詞、論考と三種類のテキストを毎日読みます。そして、何を読んで何を感じたかを、備忘録的に記録しています。

【短編小説】コテージ/リディア・デイヴィス ○
「1 いっぽう、そのいっぽう」と「2 リリアン」で構成されているが、1で描かれている人物が、リリアンであるかどうかははっきりしない。違う人物であるとすれば、なぜ2つが並べて示されているのだろうか。そして、1も2も、どちらも幸福じゃなさそうに見える。もちろんドラマもない。ただ、そうした人生がもしかしたらリアルなのかもしれない。

【詩・俳句・短歌・歌詞】動物たちの恐ろしい夢のなかに/川崎洋 ○
動物も夢をみるらしく、「動たちの/恐い夢のなかに/人間がいませんように」と終わる詩。動物たちにとって人間が、嫌な存在にならないようにという願いなのかもしれない。ただ、実際に夢を見ると、現実の関係性とは別になることも多いので、何か筋違いな印象がある。

【論考】楽しいお散歩/池田晶子 ○
池田さんが若いころは、体力もあったので、ランニングをしていて、頭も同時に動いていたが、今は散歩のスピードが思考に適切だという話し。自分も走るし、長く歩くのも好きなので、考えるために走ったり、歩いたりが有効だというのとても頷ける。