ソクラテス【『一日一文 英知のことば』から学ぶ#081】


【3月21日】ソクラテス:前470~前399

しかしもう去るべき時が来た――私は死ぬために、諸君は生きながらえるために。もっとも我ら両者のうちのいずれがいっそう良き運命に出逢うか、それは神より外に誰も知る者がいない。(『ソクラテスの弁明』)

プラトン『ソクラテスの弁明 クリトン』久保勉訳、岩波文庫、1964年

【アタクシ的メモ】
「生」ではなく「死」であっても、それは時に「良き運命」になりうるということか。自身にとって過酷な判決であっても、法に従うことが良き行為だと言いたいのだろうか。