バフーチン【『一日一文 英知のことば』から学ぶ#067】


【3月7日】バフーチン:1895.11.17~1975.3.7

笑いは深い世界観的な意味を持つ。笑いは統一体としての世界、歴史、人間に関する真理の本質的形式である。それは世界に対する特殊な普遍的観点である。この観点は世界を別な面から見るが、厳粛な観点よりも本質をつく度が少ないわけではない(多くはないとしても)。

『フランソワ・ラブレーの作品と中世・ルネサンスの民衆文化』川端香男里訳、せりか書房、1973年

【アタクシ的メモ】
「深い世界観的な意味」があまりイメージできず、「誤訳?」と思ってしまった。「特殊な普遍的な観点」も、やや謎な表現ではないか。ここで言いたいことは、笑いが人間の真理、本質をつくことがあるということか。