子が生まれたときの喜び【ブラッドベリ1000日チャレンジ#0093】


レイ・ブラッドベリさんが、「クリエイティブになるには、三種の読書を1000日続けよ」と仰っていたということで、短い物語(短編小説)、詩・俳句・短歌・歌詞、論考と三種類のテキストを毎日読みます。そして、何を読んで何を感じたかを、備忘録的に記録しています。

【短編小説】苦しみの殿堂/ルシア・ベルリン △
一回しか読まなかったせいか、固有名詞や北米文化に関する言葉が多かったせいか、状況を端的に表現する文体のせいか、内容があまり入ってこなかった。読み手である自分の状態もよくなかったのだろうけど。なので、短編小説の中身に関するコメントはあまりできない。これが彼女の文体だと理解しつつも、もう少し分かりやすく書いてくれるとうれしいのだが。

【詩・俳句・短歌・歌詞】森の若葉/金子光晴 ○
孫むすめが生まれた喜びを詠んだ詩。作者に喜びがあるから、読むだけで自然と明るい気持ちになる。自分の子供たちが生まれた時のことを思い出した。成長とともに、良いことばかりでなく悩みも出てくるが、誕生したばかりの時は、明るい未来を信じられていたと思う。

【論考】勉学/池田晶子 ◎
「考えるということは、必ず、自分のこととして考えるということだ」という文が印象に残った。勉強も、無理やり学ばされていると思うのではなく、自分に関係していることとして学べば、ヨイのだろう。そうした意味で哲学は、人間の根本、本質、普遍性について問い、思考するからこそ、自分は楽しく感じるのだと思った。