徳川家康【『一日一文 英知のことば』から学ぶ#0015】


【1月15日】徳川家康:1542.12.26~1616.4.17

人の一生は重荷を負て遠き道をゆくが如し。いそぐべからず。不自由を常とおもへば不足なし。こころに望おこらば、困窮したる時を思ひ出すべし。堪忍は無事長久の基。いかりは敵とおもへ。勝事ばかりを知りてまくる事をしらざれば、害其身にいたる。おのれを責めて人をせむるな。及ばざるは過ぎたるよりまされり。
  慶長八年正月十五日     家康

「東照宮遺訓」編者校訂

【アタクシ的メモ】
確かにその通りと思うことばかりで納得させられる。個人的に一番印象に残ったのは、「不自由を常とおもへば不足なし」である。