ハンムラビ法典【原稿用紙一枚の教養:0008/1000】

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※『1日1ページ、読むだけで身につく世界の教養365』の各ページを400字程度で要約しています。

第2週第1日(月)
8 歴史
ハンムラビ法典

ハンムラビは、現在のイラクにあった古代文明バビロニアの王。紀元前1792年から前1750年まで統治した。彼は史上はじめて法律を制定し、国民が守るべき規則と、法を破った者が受ける罰を明確にした。当時、ほとんどの社会は独裁的な支配者が好き勝手に支配していたため、法律がすべての人に適用されるという発想自体が、前代未聞だった。

ただし、法典そのものは現代の感覚から見ると非常に残酷である。些細な法律違反でさえも死刑と定めていたからだ。居酒屋に入った女、逃亡奴隷をかくまった者、「正当な理由」なく夫の元を去った妻は、すべて死刑の対象だった。

王の書記官たちは、この法典を正義の神に捧げた黒い石柱に刻み、広く国民に知らしめた。碑文でハンムラビは、「将来の全世代の人々」にこの法律を順守するよう命じ、「私が与えた国法を変える」ことを禁じている。また、将来の王たちは一時の感情に従って統治するのではなく、法の支配を守らなくてはならないとも述べた。

法律を為政者が勝手に変えてはならないという考えは、革命的な発想。法の支配を尊重する態度は、今も優れた政府に欠かせない基本的な特徴のひとつであり続けている。

【アタクシ的ポイント】
世界最初の法律としか知らなかったが、約4000年前の考え方が現在と通じる部分もあったのには驚き。

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