アタクシが今勤めている会社は、オフィスの一部をスペース貸しをしていて、そのフロアは基本的にいつも音楽が流れている。なぜだかジョン・メイヤーが多い。どうやら担当者の趣味で選曲されているようだ。それにしても彼の音楽は、嫌みはないし、心地よいサウンドなのである。
この『ウェア・ザ・ライト・イズ・ライブ・イン・ロサンゼルス』は、今から約10年前、ジョン・メイヤーの活動を総括するようなアルバムとしてリリースされた。そうした意味では、当時のベスト盤的な内容で、彼のキャリアを振り返るような網羅性もある。
ジョン・メイヤーは現代の三大ギタリストの1人にも挙げられているので(ちなみに、ほかの2人は、ジョン・フルシアンテとデレク・トラックス)、やはり聴きどころはギターだろう。何とも艶がある音色で、自然と引き込まれ、聴き入ってしまうのだ。
もちろん、歌声もヨイ。声量があるというよりも、少しかすれた感じで、味がある歌い方をする。この辺りは、ブルースにも造詣が深いからではないだろうか。
先のBGMではないが、結構多くの人が知らな間に、ジョン・メイヤーの音楽を聴いているのかもしれない。それでも、まだ未体験という方には、このアルバムはおススメ。彼のサウンドに初めて触れるのに最適な一枚だと思う。
Where The Light Is Live In Los Angeles/John Mayer(2008)
【Disc 1】
1. Neon
2. Stop This Train
3. In Your Atmosphere
4. Daughters
5. Free Fallin’
6. Everyday I Have The Blues
7. Wait Until Tomorrow
8. Who Did You Think I Was
9. Come When I Call
10. Good Love Is On The Way
11. Out Of My Mind
12. Vultures
13. Bold As Love
【Disc 2】
1. Waiting On The World To Change
2. Slow Dancing In A Burning Room
3. Why Georgia
4. The Heart Of Life
5. I Don’t Need No Doctor
6. Gravity
7. I Don’t Trust Myself (With Loving You)
8. Belief
9. I’m Gonna Find Another You
10. No Such Thing
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