スウィートな名曲に意外なエピソード:Slowhand/Eric Clapton【CD千本ノック 0009本目】

フジテレビのドラマの主題歌になって聴いたのが、出会いだったように思う。出会いと言っても、耳にしていたのは「ワンダフル・トゥナイト」だけで、この曲が聴きたくて『スローハンド』というアルバムを知ったのだ。

実際にアルバムを通して聴いてみると、クラプトンとして既にお馴染みの曲もあるにはあったが、アタクシにとっては『スローハンド』=「ワンダフル・トゥナイト」という図式が成り立ってしまっている。特にこの曲が生まれたエピソードが面白い。

ある夜、パーティーか何かに夫婦で出かけるクラプトンが、妻の準備が手間取っているのを見ていて、「今日の君は素敵だからさぁ、もう早く行こうよ」と急かす気持ちからできた曲だという。

歌詞や曲調からすると、スウィートな妻やパートナーへの賛歌であるが、事の発端はそうではなかったようだ。アタクシたちが名曲と思う曲でも、こんな意外な背景や状況が端緒になっていたとすると、人間って多面的だなあと思ってしまう。ラジオか何かでこのエピソードを聞いたとき、エーと愕然としつつも、妙に納得してしまったのだ。

Slowhand/Eric Clapton(1977)
1. Cocaine
2. Wonderful Tonight
3. Lay Down Sally
4. Next Time You See Her
5. We’re All The Way
6. The Core
7. May You Never
8. Mean Old Frisco
9. Peaches & Diesel