レイ・ブラッドベリさんが、「クリエイティブになるには、三種の読書を1000日続けよ」と仰っていたということで、短い物語(短編小説)、詩・俳句・短歌・歌詞、論考と三種類のテキストを毎日読みます。そして、何を読んで何を感じたかを、備忘録的に記録しています。
【短編小説】靴下/リディア・デイヴィス ○
靴下を通して、元夫のことを思い出す。今や距離がある人との、そうした象徴的なものが誰しもあるかもしれない。ただ、そんな自身の思い入れとは別に、やはリコミュニケーションが生まれ、何か行き違いのようなものを感じるかもしれない。そのズレに疲れながら生きるしかないのだろろか。
【詩・俳句・短歌・歌詞】船出/辻征夫 △
そこそこ長い詩であるが、描かれている状況が良く分からず、視点がはっきりしないため、メッセージ含めて、色々と理解できなかった。自分のに読む力がないのを疑いつつ、何度か読んだが、詩で描かれたことの像が頭の中に浮かんでこない。こんな時もあるさと思うのものの、ストレスも感じる。
【論考】魂を味わう/池田晶子 ○
「人間は肉体であると同時に精神です」と言い切るところが気持ちよい。ただ、世の中では精神の成熟よりも、内体的欲求や快楽にばかり傾倒しているように感じる。ソクララスも「人生の目的は魂の世話をすることである」と言ったようで、自分としては、精神を成熟させるように生きたいと思う。