「人生には正解がない」【ブラッドベリ1000日チャレンジ#0119】


レイ・ブラッドベリさんが、「クリエイティブになるには、三種の読書を1000日続けよ」と仰っていたということで、短い物語(短編小説)、詩・俳句・短歌・歌詞、論考と三種類のテキストを毎日読みます。そして、何を読んで何を感じたかを、備忘録的に記録しています。

【短編小説】いまニ十歳の貴女たちへ/白石一文 △
「人生には正解がない」と語る小説というよりは、スピーチのような文章。語っている主体は誰なのか全く分からない。筆者本人なのか、神のような超越者なのか、定かではないのだ。主語を明確にしないまま、不倫は悪とは言えないと明言されても、読み手としては偏った意見にしか感じられないのではないか。

【詩・俳句・短歌・歌詞】嫁こ/斎藤庸一 △
こんなお嫁めさんが欲しいといったことを、ある意味、真正直に語っているのだろう。私自身も若いころ、まだ結婚を真剣に考えていないくらいの年齢の時に、理想の相手を夢見たかもしれない。ただ、既に結婚もし、令和の時代に読む女性差別的な印象を感じてしまうのだった。

【論考】手帖とノート/外山滋比古 ○
考えが浮かんだら、寝させておくために、手帖ノートに記録しておくべきだという。単にメモするのでなく、データ・ベースに貯めるようして、ちゃんて整理、管理する方法を示している、これで書かれたころは、一定の効果があったと思われるが、スマホ時代にある現在だと、手法としては、すべて塗り替えられてしまったように感じる。