杜甫【『一日一文 英知のことば』から学ぶ#065】


【3月5日】杜甫:712~770

国破れて山河在り
城春にして草木深し
時に感じては花にも涙を濺ぎ
別れを恨んでは鳥にも心を驚かす(「春望」)

都は打ち壊されても山河は存する。城内は春になって草木が生い茂る。
時節に心は痛み、花を見ても涙がこぼれ、別離を悲しみ、鳥の囀りにも心はおののく

『新編 中国名詩選』(中)、川合康三編訳、岩波文庫、2015年

【アタクシ的メモ】
「国破れて山河在り」というフレーズは、不思議なほど、自分の中にずっと残っていて忘れない。杜甫がこの詩を詠んだときの気持ちと、全くシンクロするのかどうかは定かではないが、自分なりに新たな気持ちを呼び起こすのではないか。