理想郷として、何をイメージすればヨイのか?【ブラッドベリ1000日チャレンジ#0039】


【短編小説】意気投合/星新一
国や地域が違えば、文明、価値感も異ってくるだろうから、「歓迎」の意味するところも、単なる友好関係とは限らないであろう。どんなどんでん返しがあるのかと思ったら、金属不足な惑星だったという。それにしても、金属が貴重な星の人たちが、宇宙船を簡単に解体したり、利用できるのだろうか?

【詩・俳句・短歌・歌詞】朝 私は海に網をうった……/ラビンドラナート・タゴール
「網をうった」というフレーズを読んででとき、『釣りキチ三平』をふと思い出し、また読みたくなった。さて本題に入ると、インドの詩を初めて読んだと思う。とても独特な感じがする。詩というよりも、散文のようだし、今でたとえると、ツイートみたいな気もする。ロジカルでもないし、思いのまま書かれているように思える。

【論考】ユートピアについて/森本哲郎
まず「ュートピア」という言葉を聞かなくなったなぁと思った。多様性の時代には、理想郷は人それぞれだし、何とも共有しづらいのだ。文中で言われるように、「ユートピアとは自然である」というのは、少なくと現在では当てはまらないのではないか。共有しづらいだけでなく、多くの人にとって、理想はぼんやりしていると思う。