“おれなりのフジロック”の記録で、人気ない苗場を予習【フジロックGO #0262】


音楽ナタリーで「フジロック(が開催されなかった)会場レポート」という記事を読んだ。括弧がついているものの「開催されなかった」というくらいだから、なかなかに哀愁の漂う内容である。本人氏による“おれなりのフジロック”の記録だということだ。

相変わらず酷暑の8月15日当日、都内から関越道に乗って群馬・月夜野インターチェンジで降り、国道17号線で苗場へと向かう。三国トンネルを抜けてすぐ目に入る新潟県の電光掲示板の気温表示を見て「都会よりひと回り涼しいね」などとはしゃぐが、この日は「新潟県からコロナ対策のお願い:新しい生活様式の徹底を」というシリアスな注意喚起が出ており、緊張感を覚える。

この冒頭にあった三国トンネルを抜けた辺りの感覚は、車で苗場に行くフジロッカーならではで、いきなり共感する感じであった。そして、記事全体に写真がたくさん掲載されており、とにかく人がいないし、何もない(フジロックが開催されないので、当たり前ではあるが)。

苗場プリンスの宿泊客や従業員、苗場に来ていたフジロッカーの記述もあるが、何だか人気がなく、淡々とし静かな感じばかりが伝わってくる。10月になったら苗場に行こうと思っているので、ヨイ予習になったのかもしれない。