「FUJI ROCK FESTIVAL ’18 完全版」1日目感想文(3)【フジロックGO #0161】


「FUJI ROCK FESTIVAL ’18 完全版」1日目のを、少し巻き戻す感じで観た。アーティストとしては、ALBERT HAMMOND JR、ROUTE 17 Rock’n’Roll ORCHESTRA、THE TESKEY BROTHERS、エレファントカシマシなどである。

ALBERT HAMMOND JRは、多分ザ・ストロークス(The Strokes)の曲もやっていたので、現在の2020年と符合してしまったり、何ともジンワリしてしまった。それにしても、彼のリズム感は心地ヨイ。

ROUTE 17 Rock’n’Roll ORCHESTRAは、気づけばアタクシの中でもフジロックの定番的な立ち位置になっている。実は、以前は意図的に観ないようにしていた時期もあり(感覚的に人数の多いバンドが苦手なのだ)、そんなことを思い出すと、時は流れたなと感じるし、音楽の力ってやはり抗えないなと思い直すのだ。

フィールド・オブ・ヘブンで演奏していたTHE TESKEY BROTHERSは、全く知らないバンド。でも、彼ら独自の心のこもったソウルミュージックを聴かされると、あっという間にハートをキャッチされてしまった。まだデビュー間もないようで、オーストラリア発というのにも驚かされる。

エレファントカシマシのライブを観た機会はそんなにないが、これはきっといわゆる神回ではないだろうか。熱量と歌声とバンドサウンドが、高次元でがっちりタッグを組んだ感じとでも言えばヨイのだろうか。夕闇せまる黄昏時の空が、ひどく幻想的で、シチュエーションも味方につけてしまったように思う。長い刹那の輝きだった。