モンド・グロッソ(大沢伸一)は、以前から名前だけは知っていたけれど、ちゃんと音楽を聴いたことはないアーティストだった。そんな中、ある日Facebookでシャアされてきたのが、満島ひかりがボーカルを取った「ラビリンス」の動画である。
身の回りの人からの数多くのオーガニック・リーチ、絶賛の言葉に背中を押され、アタクシも動画を見た。多分、2~3度繰り返して再生したと思う。そして、この一曲の動画ですっかりモンド・グロッソが自分の頭の中にゆるぎない存在となったのである。
この「ラビリンス」も収録されている『何度でも新しく生まれる』は、モンド・グロッソとして、14年ぶりのオリジナル・アルバムだ。
モンド・グロッソ初級者のアタクシは知らなかったが、初めてボーカルが全曲日本語詞になったという。先の満島ひかりのほかに、bird、UA、齋藤飛鳥(乃木坂46)など、多彩なボーカリストとコラボしている。
ボーカリストだけでなく、サウンド・クリエイションも一つの手法にとどまらず、多彩多様な曲が編み上げられているのが大きな特徴だろう。全体的にスタイリッシュなサウンドではあるが、曲の途中でテンポが変わったりと、独自の美意識やクリエイティビティを感じさせるのも、聴き手の心をとらえる。
アタクシは、この『何度でも新しく生まれる』一枚だけで、すっかり大沢伸一のサウンドが気に入ってしまった。なので、過去にさかのぼる形で、あれこれ昔のアルバムにも手を伸ばし始めているところだ。
何度でも新しく生まれる/MONDO GROSSO(2017)
1. TIME
2. 春はトワに目覚める (Ver. 2)
3. ラビリンス (Album Mix)
4. 迷子のアストゥルナウタ
5. 惑星タントラ
6. SOLITARY
7. ERASER
8. SEE YOU AGAIN
9. late night blue
10. GOLD
11. 応答せよ
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