【5月12日】ナイチンゲール:1820.5.12~1910.8.13
子供たちに、新鮮な空気が入り、明るく、陽当りよく、広々とした教室と、涼しい寝室とを与え、また戸外でたっぷりと運動をさせよう。たとえ寒くて風の強い日でも、暖かく着込ませて充分に運動させ、あくまで自由に、子供自身の考えに任せて、指図はせずに、たっぷりと楽しませ遊ばせよう。もっと子供に解放と自然を与え、授業や詰めこみ勉強や、強制や訓練は、もっと減らそう。もっと食べ物に気をつかい、薬に気をつかうのはほどほどにしよう。(「ロンドンの子供たち」)
『看護覚え書』第6版、薄井坦子ほか編訳、現代社、2000年
【アタクシ的メモ】
専門的ではなく、プリミティブにも感じる提言ではあるが、現在読むと非常に首肯するし、正しいことを言っていると感じる。こうした考えは、18~19世紀にどのように捉えられたのだろう。