紫式部【『一日一文 英知のことば』から学ぶ#061】


【3月1日】紫式部:978頃~1014頃

午の時に、空晴れて朝日さしいでたる心地す。たひらかにおはしますうれしさのたぐひもなきに、をとこにさへおはしましけるよろこび、いかがはなのめならむ。昨日しをれくらし、今朝のほど朝霧におぼほれつる女房など、みなたちあかれつつやすむ。御前には、うちねびたる人々の、かかるをりふしつきづきしきさぶらむ。

『紫式部日記』池田亀鑑・秋山虔、岩波文庫、1964年

【アタクシ的メモ】
紫式部が仕えていた中宮彰子の出産についての記述のようだ。ただ、正直言って、英知のことばとは感じられなかった。古文が苦手なせいもあるけれど。