ウィリアム・ジェームズ【『一日一文 英知のことば』から学ぶ#011】


【1月11日】ウィリアム・ジェームズ:1842.1.11~1910.8.26

うじ虫には明瞭な自我の観念も宇宙の観念もないけれども、踏みつけられたうじ虫でさえも、苦しんでいる自分を彼以外の全宇宙と対立させる。虫は私にとっては単に世界の一部分に過ぎないが、虫にとっては私が世界の一部分に過ぎない。われわれはすべて全宇宙を異なる場所において二つに分割しているのである。

『心理学』(上)今田寛訳、岩波文庫、1992年

【アタクシ的メモ】
自意識があってもなくても、主観と客観が成り立つと言いたいのかな。真意は読み取れず。