恋にははじまりがあり、おわりがある【ブラッドベリ1000日チャレンジ#0036】


【短編小説】なぞめいた女/星新一
すべて演技だったということか。とは言え、記憶喪失の演技は、さして難しいとは思えない(演級の素人ではあるけれど)。そうした意味で、あまりオチていないなと感じてしまった。昔のドラマなどでは、記憶喪失って、定番ネタだったが、今はあまり題になっていないなとも思った。

【詩・俳句・短歌・歌詞】はじめてのものに/立原道造。
ネットで調べて、いくつか解説のようなものも読んだが、難しかった。作者の言いたかったことの3分の1も理解できていないように感じる。ただ、灰が降るというのは、ある意味美しいと思ったし、恋のはじまりから、終わりまで描いてるのも、ヨイなと思えた。

【論考】友人について/森本哲郎
友人のたとえに、甘酒と水が適当かどうかは置いておくにしても、長く友人でいるためには、淡々とした付き合いの方がヨイというのは同意する。ただ子供の頃の友には作為がないというのも言い過ぎだと感じるし、真の友の定義が不明瞭な点も気になる。