「withコロナ」時代のライブの難しさ【フジロックGO #0153】


大阪府のライブハウスが営業を再開したという記事を読んだ。「ライブハウス、客は着席 叫べないけど…心はノリノリ」という朝日新聞の記事である。ライブハウスの大きさはわからないけど、間隔を開けるため、収容人数を1/7に制限しているようだ。

同店でクラスターは発生していないが、感染防止対策を徹底し、定員350人のところ、入場を49人に制限。フェースシールドをしたスタッフに誘導された客たちは、約1メートル間隔で置かれた椅子に着席して演奏を聴いた。客席とステージの間も2メートル以上空けられ、透明なシートで遮られた。

映画館再開のニュースも見たが、映画館の場合は1席ずつ開けるので、最大で従来と比べ50%しか収容できず、満席続きでも赤字経営になるという。だから、ライブハウスも収益を求めてというよりは、この時期に感染症対策を徹底して、ライブをやること自体に意義が見い出しているのだと思う。

音楽好き、フジロッカーとしては、もちろんライブハウスの再会は歓迎すべきだが、一方で「withコロナ」時代にある現在、ライブの難しさを、見せつけられているようにも感じてしまった。