ビック・ルンガと言われても、正直わからないと思う。アタクシもそんなに詳しいわけではない(スミマセン)。ありのままに話せば、CD屋さんでリコメンドされていて、「おっと、これヨイな」くらいに割と気軽な気持ちで買ったのだと思う。思うと言っている通り、目の前にCDはあるものの、買ったときの詳しいことは思い出せない。
誰もがビック・ルンガ初心者だとして、簡単にプロフィールを紹介したい。彼女は、中国人の母とニュージーランドの先住民族マオリ人の父から血を引くシンガーソングライター。ニュージーランドでも人口の少ない南島のクライストチャーチで生まれたそうだ。
19歳の時にレコーディングしたファースト・アルバム『Drive』を1997年にリリースし、ニュージーランドのヒットチャートで、1カ月間ナンバー1の座にとどまった。その後、20週間連続してトップ10入りを果たし、ニュージーランド音楽史上、最高の売上を記録したという。
さらに、この『ビューティフル・コリジョン』も前作『Drive』を上回り、再度ニュージーランドで最も売れたアルバムとなっている。日本ではあまり知られていないと思うが、自国ニュージーランドでは国民的な歌手のようである。
国民的歌手の最も売れたCDではあるが、その内容は激しさや派手さとは無縁だ。やや不適切な表現だと思うが、美しい声が淡々と続くアルバムである。「この曲がー」とか、「このサビがー」とか、言いづらい。
それでもアルバム全体としては記憶に残っているし、たまに聴きたくなって引っ張り出していた。そうやって考えると、やっぱり音楽って不思議だなと思う。自分の趣味や一定の基準だけで、好きになったり、気に入るわけではないのだから。
ビック・ルンガについては、この『ビューティフル・コリジョン』しか持っていないし、聴いたこともない。今回、少し調べてみるとその活動は地道に続いているようだ。「音楽の不思議」を改めて体感するためにも、『ビューティフル・コリジョン』後の音にも触れてみたいと感じている。
Beautiful Collision/Bic Runga(2002)
1. When I See You Smile
2. Get Some Sleep
3. Something Good
4. Precious Things
5. The Be All And End All
6. Election Night
7. Honest Goodbyes
8. She Left On A Monday
9. Beautiful Collision
10. Listening For The Weather
11. Counting The Days
12. Gravity
13. Good Morning Baby
14. A Day Like Today
15. Sway
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