子どもとペースを合わせれば幸せがやってくる


週末、寝室のエアコンから水が漏れることが分かり、その修理のため本日は仕事を休んだ。ベッドをどかし、ほこりの溜まった床に掃除機をかけ、これまでほったらかしだったエアコンも掃除にいそしむ。昼過ぎに、メーカーの方が来てくれて、パッパッと見て、不具合も解消した。

一日、寝室の掃除ばかりではあったが、せっかく休みを取ったので子どもたちをお迎えに行く。ピロさんのわくわくは初めてで、少々緊張。その後二人で、チャーちゃんのいる保育園へ。何だかピロさんがフラフラしたり、あれこれ話してばかりで、なかなか進まず、ちょっとイライラしてしまう。それは、チャーちゃんが加わってからも同じだ。二人そろうと、歌を歌ったり、朝持ってきた傘を振りましたりで、やはり進みが悪い。いつ自宅にもどれるのだろうと、ウンザリしてしまった。

ただ一方で、そんな中気付いたのは、自分が子ども二人に勝手な期待をしていたことだ。「サッと歩いてほしい」「わき目も振らず進んでほしい」と、自分の都合だけで彼らの態度や行動を求めていた。二人のやりたいことをやりたいようにとゆだねてしまえば、楽しそうにしている彼らを見られ、イライラよりもむしろ幸せを感じられる。自らの心の持ちようで随分と物事の価値や評価は変わってしまうのだ。


家族全員で散髪


家族全員で散髪に行った。

とは言え、私が普段通っている床屋さんなので、妻は付き添いである。最初に息子が髪を切る。ちゃんと回数は数えていないが、もう5~6回目ですっかり慣れたものだ。まだ幼かったころはお店に着いてから「僕切りたくない」と突然言い出したり、「抱っこじゃないと切れない」と言うこともあったが、今はそんなそぶりも見せない。30分くらいかけて、さっぱりと男前にしてもらった。

下の娘は、床屋さんデビューは早いものの、まだまだ一人では無理で、妻の抱っこで髪を切ってもらった。私に似て、かなりの天然パーマで、切る方もちょっと苦労しているようではあったが、何とかすっきりとした髪型になった。その場では気づかなかったが、前髪が結構パッツンになっていて、家に帰ってから見たら、ちょっと笑ってしまう感じだった。

自分の髪を切るなんて、ある意味ルーティンワークだし、仕事や生活が忙しかったりすると、面倒に感じることもあったが、子ども二人を連れて行くようになってからは、私にとってはちょっとした楽しいイベントだ。

子どもたちが店の中をウロウロして騒いだり、水をこぼしたり、色々と焦る事態にも陥りがちだが、子どもたちの現在の状況や成長の様子が客観的に見られる機会に感じている。夜のお風呂でも「髪がさっぱりして、洗いやすくなったよね」とか、「かわいく切ってもらえたね」とか、その後の家族の会話につながったりして、ささやかだけどそんなメリットもある。